ビルケンシュトックすげええええええええええ!!

いやほんとすごい。中足骨骨頭痛(中足骨骨頭部痛)が再発して困ってたのに、ビルケンシュトックの靴とサンダルでいきなり悩みが解消しました。買ったのは室内履きの「アムステルダム」と、外履き用の「バンクーバー」。

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どちらも横アーチを支える効果が高く、履いた瞬間に足裏の痛みから解放されます。横アーチをサポートするグッズはこれまでいろいろ試しましたが、効果と使い勝手の両面で、今のところこれがベストです。ショップでアムステルダムだけ買って帰ろうと思ってたのに、あまりの楽さに「外履き用の靴もください。履いて帰ります」とバンクーバー買って、本当にそのまま履いて帰ってきちゃいましたよあたしゃ。

中足骨骨頭痛とは

中足骨骨頭痛(中足骨骨頭部痛)とは、足の裏の指の付け根部分がズキズキと痛み、しまいには歩くのもつらくなるというという疾患です。あたしの場合、ひどいときは立ってシャワーを浴びることすらできませんでした。炎症を起こしている部分が風呂場の床の硬さに耐えられず、針で刺したような痛みが襲ってくるからです。
痛みの原因は足裏のアライメントの崩れで、特に横アーチの潰れがよくないみたいです。より詳しくは以下をどうぞ。

これまでの試行錯誤

これまでは、中足骨頭痛用のインソールと、衝撃吸収用のソルボの薄いインソールを重ねて、それをルームシューズや靴に入れるという方法をとっていました。具体的には以下の2種です。

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靴は適当なスニーカーやトレッキングシューズを使い、ルームシューズは以下を使ってました。

フットリフレッシュ ルームシューズ 黒格子柄 M(23〜23.5cm)フットリフレッシュ ルームシューズ 黒格子柄 M(23〜23.5cm)

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この組み合わせは、これはこれですごく楽なんですよ。横アーチの落ちてしまっている部分が確実に支えられ、足裏の痛みも消えました。問題は、以下の2点。

  • 新しい靴を買うとき、インソール2枚入れたときのフィット感をチェックするのが面倒
  • 「フットリフレッシュ ルームシューズ」はかかと部分がへたりやすく(頻回に着脱するとどうしてもかかとを踏んでしまうので)、何度も買い換えるのが面倒

そんなこんなで、ものぐさな自分は、症状が緩和されたのを幸いしばらくこれらを使わずにいたんですね。そしたら忘れた頃になってじわりじわりと痛みがよみがえってきました。10月3日の日記で、「右足の母指球が痛い」と書いているのが、それです。しばらく対症療法的にロキソニンを飲んでいたのですが、その後痛い部分が広がり、左足も痛くなってきました。しまいには、1日じゅう足裏のことばっかり考え、電車でハイキングに向かうとおぼしき中高年の方々を「この人たちは足の裏が痛くないんだな。いいなあ」と羨望の目で見ている自分がいました。いかん、このままじゃ。放っておいたらまた、立ってシャワーも浴びられない生活突入です。もうちょっと楽に足の横アーチを支える方法を見つけなければ!!

……てなわけで、「そう言やビルケンシュトックとかいうドイツの健康サンダルがあったっけ」と、お店に試着しに行くことになったのでした。結果的にはそれが大正解だったわけです。

ビルケンシュトックと横アーチのサポート

店頭で「アムステルダム」を試着して立ってみた瞬間の感想。それは、「これって『ソルボヨコアーチサポーター』の便利版だ!!」でした。

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「ヨコアーチサポーター」は、三角形のパッドを足裏に当てることで横アーチをサポートするというコンセプトの商品。詳しくは公式ページを見てください。あたしも2組持ってます。この商品、確かに落ちてしまった横アーチが持ち上げられる感覚はあるんですが、困るのは「パッドが正しい場所に当たっているのかどうかわかりにくい」ということ。前後左右どうにでも動かせてしまうため、調整自由な反面、「果たして自分の足だとどこにパッドが来るのがベストなのか」が判断しにくいんです。

ところが、ビルケンシュトックはフットベッドに縦と横のアーチがしっかり形作られており、おまけにトウバーで指の付け根の位置が固定されるため、最初からベストな位置にパッドが当たってくれます。履いて立つだけでわかる。「ここここ、ここが持ち上げて欲しかったのよ!」と体でわかる。別の言葉でいうなら、立っているだけで、足裏のすごく気持ちいい位置(それはつまり、筋肉が疲労しきってアーチを支えられなくなっている位置でもあります)をツボ押し的にマッサージされてるみたいなんです。楽になるだけじゃなく、積極的に気持ちいい感じ。

狐につままれてるみたいでした。ビルケンのフットベッドって、決してふわふわに柔らかいわけじゃないんですよ。むしろ裸足で歩いているかのような、しっかりした硬さがあるんです。にもかかわらず、これを履くと足裏が全然痛くないどころか、「気持ちいいからもっと立ちたい、歩きたい」と思ってしまう。つい5秒前まで、別の靴を履いて「足いてー、歩きたくねえー」って思ってたのに!!

ビルケンシュトックで歩いてみる

歩行時の感触も独特ですね。まず、着地と同時にかかと部分がしっかり包み込まれる感覚があります。これまでに履いたどんな靴やインソールよりもかかとが左右にブレにくく、保持力でこれに勝てるのはMcDavidのスポーツ用アンクルガードぐらいじゃないかと思いました。ビルケンのヒールカップは見た目より深く、これがかかとの骨をホールドして、自動的に正しい向きに合わせるようになっているようです。そこから体重移動して今度はつま先に荷重がかかると、指がぐっと地面をグリップするのがわかります。トウバーのおかげで足が前に滑っていかないし、指にも力が入れやすく、指の力をフルに使って歩くことができるんです。

あたしは実は巻き爪ぎみでもあるんですが、最近巻き爪の手術をした知人がDr.から聞いてきたところによると、「足の親指にちゃんと体重を載せて歩かないと巻き爪になりやすい」のだそうです。でも自分の場合、親指に強く体重をかけようとするとまず中足骨骨頭部が痛くて難しかったんですよ、これまで。でも、ビルケンシュトックを履いていると、インソールの横アーチが衝撃を分散させてくれるから、足指にいくらでも体重をかけることができます。実際、ビルケンのインソールだと、特に意識していなくても足指が地面をつかんで蹴り出すような感覚で歩くことになり、「なるほど、正しい歩き方というのはこういうことか」と思いました。ショップから家までの帰り道、バンクーバーを履いて「わはははは痛くない! 気持ちいい! 面白い!」とスーパーニコニコで歩いてましたよあたしゃ。

ビルケンシュトックとサイズ

こちらがすごく参考になりました。

あたしの場合、実測で足長が23.5cm、足幅が90mm。ビルケンのサイズはアムステルダムバンクーバーも38でジャストフィットでした。バンクーバーはナロー幅です。ただしお店の方によると「ビルケンシュトックは種類によってフィット感が違うため、数字だけで選ばず試着した方がいい」とのこと。ショップが遠くて足を運べない方は、返品・交換可能な通販を利用するのがいいでしょうね。

まとめと展望

ここまで書いてきたことをまとめると、「ビルケンシュトックの足裏サポート力は本物。中足骨骨頭痛(中足骨骨頭部痛)の人にちょうおすすめ」となります。あまりにも気に入ったので、近々さらに1〜2足買い足して、夏になったら室内履き用にアリゾナあたりも買ってみる予定です。お値段こそ張ります(特に正規輸入品だと)が、履いて立つだけで痛みが消え、かつ好きなだけ足裏マッサージが味わえると思えば冗談みたいに安いです。もっと早く買っとけばよかった!