自転車(51km、1174kcal)/サイクリングロードは危険がいっぱい

今日もロードで50km走行。本日のテーマは「心拍数をあまり上げずに走る」です。いつも坂道のたびにムキになって漕ぎすぎて疲れてしまうので、もうちょっとペースを落としてゆるやかに走ろうという作戦。ペダルを「踏む」とか「回す」とかイメージしているとどうしても力まかせになってしまうので、体幹部の力でリズミカルに膝を引き上げることだけ考えて走りました。これで心拍数が前回よりMAXで3、平均で1下がりはしましたが、まだまだロスが多そうです。練習あるのみ。

ところであたしはビンディングにある程度慣れてからはサイクリングロードは一切走らず、一般道だけを走るようになりました。理由は、サイクリングロードの方が危険だから。より正確に言うと、車よりも歩行者やママチャリの方がよっぽど怖いから。

一般道で車と混じって走るのが怖いとか危ないとかいう感覚もわからないではないんですよ。ドライバーってやつは二輪を煽ったり、幅寄せして嫌がらせしたり、今にもひっかけそうな位置で追い抜いたり、左折で巻き込んだり、右直事故ではね殺したりするのが大好きですからね。でもねえ、それでも、車の動きはまだある程度予測できるだけマシなんです。自動車は(基本的には)道の右側を逆走しないし、車線変更の前には目視したりウィンカーを出したりしないと後続車に突っ込まれると(一応は)わかってる。でも、歩行者とママチャリはそうじゃないんだな。特に車が入って来ないサイクリングロートともなると、この両者はありえないほど無謀な動きをし始めます。

あくまであたしの観測範囲での話ですが、サイクリングロード上の歩行者(の多く)には、目視をするという発想がないみたいです。後ろをまったく見ずにいきなり進路変更したり、左右をチラリとも見ずに道を横切ろうとしたりします。ただ歩いていてさえ、ブラウン運動のごとくあっちにふらふらこっちにふらふら。それでいて、「あら、あのお花きれいだわ」みたいに道の反対側の何かに気を取られた瞬間、そっちに向かって急加速(むろん安全確認はせずに)。「車が来ないんだからアタシは/ぼくちんは何をやっても安全☆」と思い込み、脳内お花畑になってるんだと思います。

ママチャリで走っている人(の多く)も似たようなものです。目視ゼロで突然あらぬ方向にハンドルを切るのは当たり前、右側逆走はもちろんイヤフォン・携帯なんでもござれ、何が楽しいのか酔っぱらいオヤジの千鳥足のごとく蛇行してる人も複数見かけました。「すみません、右側から追い抜きます」と声をかけると仰天して振り返り、とたんにバランスを崩してさらに激しく蛇行しちゃう人も。「自分以外にも自転車の人がいて、追い抜かれることもある」という発想がないんですね。

昨日スーパーで買い物していて、はたと思い当たりました。「サイクリングロードの歩行者とママチャリの動きって、スーパーで漫然と買い物してるオバチャンの動きだ」。スーパーで突然「そうだ、卵を買うの忘れた」と思い出したとき、立ち止まって後ろや左右をきっちり目視してから卵売り場に向かう人っていないでしょ。買い忘れはないかとなんとなく歩き回るときも、棚の間を右に左に好き勝手にふらふらし、興味が向いたものにいきなり駈け寄ったりするでしょ。これとまったく同じ感覚なんですね。車が来ないというだけでゆるみ切って、「晩のオカズを考えつつスーパー内を回遊するオバチャン」状態になっちゃってるわけです。

君は、片手を頬にあててぼんやり買い物するオバチャン(いや若い人もオジサンもいるけど)でいっぱいのスーパーマーケット内をロードバイクで走る勇気があるか。あたしにはない。よって、今後も基本的にサイクリングロードは走らないつもりです。トラックびゅんびゅんの幹線道路の車道を走った方がなんぼか楽だし、安全だわ。歩行者と自転車が完全に分離されたサイクリングロードなら、また話は変わってきますけど。