小説

メモ:深見真『武林クロスロード2』(小学館ガガガ文庫)、『アフリカン・ゲーム・カートリッジズ』文庫改訂版(角川文庫)、『ドラマCD ヤングガン・カルナバル VOL.2 ~ブラッドダイアモンド・プリンセス~』の発売日など

11〜12月の深見真作品の発売日のメモと、関連記事へのリンクなど。 1. 『武林クロスロード2 崩天教主』(小学館ガガガ文庫)→2007年11月16日発売 武林クロスロード 2 (ガガガ文庫 ふ 1-2)深見 真 Rebis 小学館 2007-11-16売り上げランキング : 294889Amazon…

『DS文学全集』より、「山月記」(中島敦)感想

高校時代に読んでそれっきりになっていた作品。今読み返すと、当時よりよっぽど胸にこたえます。以下は、虎と化した李徴が旧友に語る台詞。何故こんな運命になったか判らぬと、先刻は言ったが、しかし、考えように依れば、思い当ることが全然ないでもない。…

宮木あや子さんの新作百合小説『雨の塔』は2007年11月26日発売

雨の塔宮木 あや子集英社 2007-11売り上げランキング : 122297Amazonで詳しく見る by G-Tools作者様のブログで知ったのですが、セブンアイドワイでは既に予約が始まってるんですね。ついでにセブンアンドワイのページからあらすじも引用してみると、以下の通…

『ゴルゴタ』(深見真、徳間書店)感想

ゴルゴタ―Golgotha深見 真徳間書店 2007-09売り上げランキング : 196253Amazonで詳しく見る by G-Tools面白かったです!! 寝る前に少しだけ読もうと思ったのに、気がついたら午前2時までかかって全部読んでしまいました。「妙な夢を見るんだ……」元・陸上自…

「ドラマCD ヤングガン・カルナバル VOL.1〜ハイスクール・ヴァーティゴ〜」、Amazonにて予約開始

ドラマCD ヤングガン・カルナバル VOL.1~ハイスクール・ヴァーティゴ~イメージ・アルバムフロンティアワークス 2007-10-24売り上げランキング : 79194Amazonで詳しく見る by G-Tools銃とレズビアンが大暴れの痛快バイオレンス・アクション小説『ヤングガン・…

[映画]「百合ミシュラン2007」(一迅社)の発売日が延びたみたいです

百合作品ファイル (百合姫BOOKS)コミック百合姫編集部 一迅社 2008-08-14売り上げランキング : 92562Amazonで詳しく見る by G-ToolsAmazonからメールが来て知ったのですが、どうやら「百合ミシュラン2007」(一迅社)の発売日が延びたみたいです。現時点では…

『疾走する思春期のパラベラム デイドリーム』(深見真、エンターブレイン)、予約しました。

疾走する思春期のパラベラム デイドリーム (ファミ通文庫)うなじ エンターブレイン 2007-08-30売り上げランキング : 22808Amazonで詳しく見る by G-Toolsシリーズ3作目。発売日は2007年8月30日とのこと。これを発売と同時にすぐ読みたくて、先日1〜2巻をまと…

『ドラマCD ヤングガン・カルナバル VOL.1 〜ハイスクール・ヴァーティゴ(仮)〜』予約しました

ドラマCD ヤングガン・カルナバル VOL.1~ハイスクール・ヴァーティゴ~イメージ・アルバムフロンティアワークス 2007-10-24売り上げランキング : 79194Amazonで詳しく見る by G-Tools アニメイトTV通販: ドラマCD ヤングガン・カルナバル VOL.1 〜ハイスクー…

『ヤングガン・カルナバル』(深見真、徳間書店)、ドラマCD化決定

先日こちらで感想を書いた、ガンとアクションとレズビアンが大活躍の痛快小説『ヤングガン・カルナバル』のドラマCD化が決定したそうです。以下、作者様のブログより引用。●『ヤングガン・カルナバル』が(株)フロンティアワークス様よりドラマCD化決定●…

「こんなんじゃ、俺の百合チンポは勃たねえ!」あるいは、 ジャンルの基準を主観で決め付けるのはもうやめようよという話

下のエントリで触れた、『電脳娼婦』(森奈津子、徳間書店)のあとがきが、とにかく面白いんですよ。以下、引用します。それにしても、なぜ、SFファンは「これはSFではない」という批判をしたがるのでしょう。 すなわち、なぜ、その作品がSFであるか否かを自…

「尼僧の叢」(宮木あや子)第一回感想

上のエントリに関連して、宮木あや子さんの最新作(本日から日刊ゲンダイで毎週土曜連載)の感想をちょこっと。 『花宵道中』がはらはらと涙を流しながら楽しむエロだとすれば、この「尼僧の叢」はゲラゲラ大笑いしながら楽しむエロだと思います。なんたって…

『花宵道中』(宮木あや子、新潮社)が「ダ・ヴィンチ」の「今月の『絶対はずさない! プラチナ本』」に!

花宵道中宮木 あや子新潮社 2007-02-21売り上げランキング : 54923Amazonで詳しく見る by G-Toolsダ・ヴィンチ 2007年 05月号 [雑誌]メディアファクトリー 2007-04-06売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools2007年2月24日の日記で感想を書いた…

『踊るギムナジウム』(森奈津子、徳間書店)感想

踊るギムナジウム森 奈津子徳間書店 2006-12売り上げランキング : 143486Amazonで詳しく見る by G-Toolsゲイ・コメディ短編集。あとがきで森奈津子自身が「官能描写や感動的展開が期待されがちな同性愛物ですが、コメディとしても楽しんでもらいたい」と書い…

「アメリカにはいじめはない」なんて信じ込んでる人がたまにいるようですが

そういう人って、スティーヴン・キングの『キャリー』を読んだことがないんでしょうか?キャリー (新潮文庫)スティーヴン・キング新潮社 1985-01売り上げランキング : 160047Amazonで詳しく見る by G-Toolsいや、映画の方でもいいんですけど。キャリー (特別…

『蜂の巣にキス』(ジョナサン・キャロル、浅羽莢子訳、創元推理文庫)感想

蜂の巣にキスジョナサン・キャロル 浅羽 莢子 東京創元社 2006-04-22売り上げランキング : 56648おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools読んでびっくり、これはダーク・ファンタジーじゃなくてミステリです。キャロルなのに。でもやっぱり、お話の怖さ…

『パニックの手』(ジョナサン・キャロル、浅羽莢子訳、創元推理文庫)感想

パニックの手ジョナサン・キャロル 浅羽 莢子 東京創元社 2006-05-27売り上げランキング : 72634おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Toolsこちらで紹介した短編集『黒いカクテル』とよく似た味わいのダークな幻想的短編集。もっとも、この2冊はもともと"T…

『インディアン・キラー』(シャーマン・アレクシー、金原瑞人訳、東京創元社)感想

インディアン・キラー (海外文学セレクション)Sheman Alexie 金原 瑞人 東京創元社 1999-01売り上げランキング : 643853Amazonで詳しく見る by G-Toolsすげえ。 面白い。 すげえ。 「白人男性を狙うインディアン*1の連続殺人鬼」を描いたお話なのですが、た…

レヅ業界ってほんとに回転速い(笑)

昨日に引き続きCurve(JULY/AUGUST 2006)の記事の話なんだけど、エレン・デジェネレスってポーシャ・デ・ロッシとつきあってるの今(p18)!? 全然知りませんでした。アン・ヘッシュと別れたのが2000年で、別れたとたん別の彼女とつきあってたはずなのに、も…

『黒いカクテル』(ジョナサン・キャロル、創元推理文庫)感想

黒いカクテルジョナサン・キャロル 浅羽 莢子 東京創元社 2006-07-11売り上げランキング : 4210Amazonで詳しく見る by G-Tools凶悪なまでに面白い短編集。何の予備知識もなしに本屋で立ち読みを始めたら、途中でやめられなくなり、買って帰るはめになりまし…

『ブロークバック・マウンテン』原作(アニー・プルー、集英社文庫)は映画よりいいぞ!

ブロークバック・マウンテン (集英社文庫(海外))米塚 真治 集英社 2006-02-17売り上げランキング : 81654Amazonで詳しく見る by G-Tools本日読了。映画よりこちらの方があたしは好きです。以下、映画との主な相違点と、それに対する感想を挙げておきます。ネ…

『ドリームバスター3』(宮部みゆき、徳間書店)感想

ドリームバスター〈3〉宮部 みゆき徳間書店 2006-03売り上げランキング : 76848Amazonで詳しく見る by G-Tools駆け足で一通り読み終わったところなんですが、最後まで来て「ええっ、これだけ?」という気分になりました。端的に言うと、説明部分が多くてアク…

『ラビット病』

ラビット病山田 詠美 新潮社 1994-10売り上げランキング : 150,876おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Toolsハードカバー版をなくしたので、文庫で最近買いなおした本です。読み返すのは実に14年ぶりかあ。うひゃあ。 大人になってから読んだらまたいろい…