インクラインベンチプレスのコツ: (1)手幅はややナローにして、(2)ひじを閉じ気味にして、(3)大胸筋から5cmぐらいのところまで下ろし、(4)肩甲骨は寄せるだけでなくそこからさらに下げる

インクラインベンチプレス、ビルダー時代から苦手だったんですよ。どうも胸より先に三角筋が疲れてしまって。が、今日【DNS ZONE】 Part 20 「インクライン・ベンチプレス編」 | ホエイプロテイン・サプリメント・トレーニング情報を読んで、何がいけなかったのかわかりました。以下、備忘録がわりに引用。


インクライン・ベンチプレスにおけるよくある間違いは、ヒジを張って鎖骨周辺に下ろしてしまうことです。このフォームだと、上腕二頭筋長頭の炎症を起こしてしまう可能性が高く、また逆に上部大胸筋への刺激もかえって少なくなってしまいます。
上部大胸筋に刺激を与えるためには、「屈曲」すなわち腕を前方に挙げる動きが必要です。 そのためにはボトムポジションにおいて、ひじを閉じ気味にしたフォームにしなくてはいけません。ひじを張ったフォームだと「水平内転」となるため、大胸筋中部への効きのほうが強くなってしまうのです。


バーを下ろす深さですが、インクライン・ベンチプレスでバーが大胸筋に触れるまで下ろしてしまうと、多くの場合において三角筋前部がオーバーストレッチとなってしまいます。通常の場合は無理にバーが胸に付くまで下ろす必要などなく、胸の上5cm程度のところまで下ろせば十分となります。もちろん柔軟性が高く、無理なく胸まで下ろせる場合は、胸に付くまで下ろしてしまっても構いません。
また、グリップ幅を広めにすると、やはり三角筋前部がオーバーストレッチ気味となってしまいます。手幅はベンチプレスよりも少しだけナローグリップにして握るようにしましょう。
なお、肩甲骨は内側に寄せるだけでなく、そこからさらに下げる(下制)ようにしてください。肩甲骨が上がった状態ですと三角筋に刺激が移行しやすくなり、さらに上部大胸筋が緩んだ状態となりますので、エクササイズの効果が半減してしまいます。

元記事は写真も豊富で非常にわかりやすいです。胸の上部を鍛えたい方はぜひ。