ウエストボロ・バプティスト教会、ゴールデングローヴ賞でも反同性愛デモ


ゲイ嫌いで悪名高いウエストボロ・バプティスト教会が、2012年1月にハリウッドで行われたゴールデングローヴ賞の会場周辺でも同性愛に反対するデモを行っていたそうです。

詳細は以下。

この教会はなんでもかんでも同性愛に結びつけて反対運動を行うことで有名です。クリスチャントゥデイの以下のまとめがわかりやすいと思います。


同教会は、既存のバプテスト教会とは関連がなく、米諸教会からは「聖書に従っていない」として異端視されており、名誉棄損防止同盟からは「扇動集団」であるとされ監視されている。同性愛を厳しく罰する活動を行っており、これまでもイラク戦争で亡くなった米兵士の葬儀で「神よ、米兵を殺していただいた御英断に心より感謝いたします」、とのプラカードを表示する活動をしたり、米兵を亡くした母親に「ホモの国(米国)のために戦ったから神の天罰で死んだのだ」と叫んだりするなどしてきた。米国だけに限らず、世界各国で同性愛を認める団体や国を糾弾する活動を行っている。今夏ノルウェーで生じた乱射・爆発テロ事件においても、同性愛者の国に対する神罰が下ったのだとして犠牲者の葬儀でデモを行うという警告を行っていた。

この教会、上記の他にはダイエット・ペプシに反対してみたり、サンダンス映画祭で抗議運動をおこなったりと、とにかくなんでも同性愛糾弾の材料にしてプラカードを振り回しています。で、やはりというべきか、2012年ゴールデングローヴ賞でも、会場であるベヴァリー・ヒルトン・ホテルの周囲に陣取り、「同性愛を宣伝するアメリカの映画産業に抗議する」デモをやっていたのだそうです。やれやれ。

ちなみに今回70代のゲイ男性役で助演男優賞を獲得したクリストファー・プラマーは、取材陣に対し以下のように述べているそうです。


「同性愛者のキャラクターは人間なんです。私たちはみな、まったく同じです。私があのように演技したのは、同性愛者を絶えず軽視したり、へたくそに模倣したりしようとしてはいけないからです。同性愛者は私たちの社会の一部であり、エジプトやギリシャの時代からずっと存続してきました。つまり同性愛は人間の有りようの一部なのです。現在、特に今この瞬間におそろしくたくさんの反同性愛的な敵意が存在することはわかっています。私はそれを嫌悪します。
“Gay characters are human beings. We are all exactly the same, and the reason I played it the way I did was because you don’t go around pretending to mince and to be a caricature of a gay. Gays are part of our society and have been since the Egyptians, the Greeks; it is part of the human condition. I know there's an awful lot of anti-gay feeling right now, particularly at this moment, and I abhor it."