戦略ミスだったかも

思春期とかに差し掛かって「自分の外見をどうプロデュースするか」って考えたときに、「顔で魅力アップしよう」と思った人は化粧に走り、「服で魅力アップしよう」と思った人はファッションに走るんだと思います。
あたしの場合、化粧にもファッションにも走らなかったのですが、それは単純に「服脱いで風呂入ったらチャラになっちゃう魅力なんていらないなあ」と思ったからです。いっくら普段綺麗に装ってても、ホテルで脱いだら、あるいは朝すっぴんで顔を合わせたら「げっ」と幻滅されるなんてさ、嫌じゃん。で、体を鍛える方向に走りました。おかげで三段腹に悩んだこともなければケツ周りの脂肪に泣いたこともなくて、ラッキーと思ってたんですが、よく考えたら結局これって一種の戦略ミスだったかもしれません。
だってさー、どうでもいい服とすっぴんの顔で「私、脱いだらスゴいんです」って言い張ったって、売れないよそりゃ。そもそも寄ってきてもらわないと、服脱ぐチャンス自体がないわよ。「これは根本的に戦略が間違っていたかもしれない」と、今さらながら思ったのですが、なんかもう絶望的に遅いですね。うーむ。
いや、多分、平均的な落としどころは「そこそこ化粧して、そこそこ服に気をつかい、そこそこ体型を整える」ってあたりなんだろうけど、元がぐーたらでエネルギーに欠けるたちなもんだから、そこまで同時進行でいろいろするのって面倒なんですよ。しょうがないから今後も黙々とトレーニングだけは続けて行くつもりです。いいんですマニアな層に売れれば、もう。