読む価値のない意見の見分け方

ネットを初めて14年、そして自分でサイトを初めて12年。限られた時間を有効に使うため、数年前から「ネット上のこういう意見は読む価値なし」という判断基準をふたつ採用しています。より正確には、「読んでもいいけど、時間をかけて吟味すべき内容はなし」ぐらいのところでしょうか。具体的には、この「基準」とは以下のふたつです。

  1. 一言目が「はぁ?」な意見は読む価値なし
  2. 著名人でも知り合いでもない人を呼び捨てにして書かれた意見は読む価値なし

一言目が「はぁ?」な意見は読む価値なし


例:
「AはBだと思います」
「はぁ? 何言ってんの? だいたいAは(以下略)」

おそらく「はぁ?」で発話を始める人は、現実世界でそう言って眉をつり上げれば家族や友人がオロオロしてくれるという経験を持っているのでしょう。で、ネットでも同じようにふるまえば相手より優位に立てると思ってる。でも、こちらとしては身も知らぬ人がモニタの向こうで一生懸命顔をしかめて「はぁ?」とキーを叩いたところで、いちいち機嫌をとってあげる必要なんてないわけですよ。そこがわかってないお子ちゃまの意見に、見るべきものがあったためしはありません。

著名人でも知り合いでもない人を呼び捨てにして書かれた意見は読む価値なし

これは例を挙げるまでもないでしょう。呼び捨てにすることで「おれさまはこいつより上であるぞ」とアピールしたいのでしょうが、そうしなければならない時点で、「この人、発話内容だけでは相手に勝てない自覚があるんだな」としか思えません。意見だけで他を説得する自信がないから、それ以外の部分で「えらいおれさま」アピールをしないと不安なのでしょう。そしてやっぱり、こうした人の書くものに見るべきものがあったためしはありません。サルみたいにマウンティングに精を出すヒマがあったら、論理で勝負すればいいのに。

まとめ

  • 一言目が「はぁ?」な意見は信用しない。書き手は「周囲はみんなボクチン/あたちの顔色ひとつでオロオロするはず」と思い込んでいるお子様だからである。
  • 著名人でも知り合いでもない人を呼び捨てにして書かれた意見は信用しない。書き手は「意見そのものでは相手に勝てないので、お客様ポジションでエバってみる」というたぐいの人種だからである。