映画『Mr. & Mrs. スミス』レズビアンネタの小ネタ(翻訳漏れ)

月曜日の日記に書くの忘れてました。先日見た『Mr. & Mrs. スミス』にはちょっとしたレズビアンネタのジョークがあったんですが、字幕ではそこんとこが無視されてて悲しかったです。未見の方のために以降、「続きを読む」の形にしておきますが、ここの箇所です。
ジョン・スミスがジェーンのラップトップパソコンの持ち主特定を女性エンジニアに頼むシーンで、(以下、みやきちによるうろ覚え訳)

ジョン「ところで君はベジタリアン?」
女性「違うけど、私の彼女はそうよ」
この「私の彼女」部分が、字幕では「友達」になってて意味台無しだったのよ。音声ではきっちり"my girlfriend"って言ってるのに。これって、「レズにはなぜかベジタリアンなど自然派志向の人が多い」っていうステレオティピカルなイメージを下敷きにした小ネタなのにー。
つまり、ぶっちゃけ、
ジョン「ところで君はレズでしょ?」
女性「まあね。レズだからってベジタリアンじゃないけど、彼女はいるしね」
ぐらいの意味がこめられてるはずなのに、そこのところが全然訳されてないのよ。きー。
まあ、「レズにはベジタリアンが多い」ってのはアメリカ的なステレオタイプだから(ええと、その一方で『ビール飲んで肉食ってハーレーを乗り回すブルダイク』みたいなステレオタイプもあるにはあると思うけど、それはまた別の話)、それを日本人相手に少ない文字数で表すのは難しい、ってことはあるとは思うんだけど。でもなんか納得いかない。きー。