映画『ブリジット・ジョーンズの日記2』感想

原作を読んだのがかなり前な上、この映画に相当する部分はたぶん「秋冬編」しか読んでないという有様で観に行ったのですが、まったく問題なく楽しめました。こういう、何も考えずに観られて、観終わった後「ああ面白かった!」とスカッとして帰ってこられる映画って大好きだわ。

この手の映画は、ヘタに作ると「なんでこんなバカ女がこんないい男とくっつくわけ?」と反感を買いそうだけど、レニー・ゼルヴィガーの演技に嫌味がないのと、音楽の使い方がツボにはまってて笑いを誘うのとで、気持ち良く楽しめました。一番笑ったのは「マテリアル・ガール」と「クレイジー・イン・ラブ」の使い方だな。

1作目とも共通して思うのは「どうしてマーク・ダーシーはこんなバカなブリジットが好きなのか」ってことだけど、それは、

  • 蓼食う虫も好き好き
  • むちむちボディー専
  • 腐れ縁

……ってとこなんでしょうねきっと。あ、あと、

  • たとえバカでも、正直な女が好き

ってこともあるのかもしれません。
結局のところマークとブリジットの悲劇は、マークがアッパーミドルクラス、ブリジットがロウワーミドルクラス出身という階級差にあるんだろうなー。

ところでこの映画、レズビアンキャラ(原作で読んだ記憶があまりないんだけど、春夏編に出てたんですかあの人? 秋冬編に出てたのにあたしが忘れきってただけ?)の扱い方も面白くて楽しかったわ。もう一回原作を読み直さなきゃ、と思ってます。