映画『マンマ・ミーア！』を観てきました。

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おばちゃんとおじちゃんがABBAの曲を歌って踊って大騒ぎ、というミュージカル映画です。感想は「『映画』だと思って観るとキツい……」というのが第一かなあ。演技がかなり舞台劇チックなので、「ものすごいテンションでこちらににじり寄るメリル・ストリープのドアップ」に正直びびりました。同じミュージカル物でも、『シカゴ』や『ヘアスプレー』よりもはるかに舞台ノリが強い作品だと思います。

以下、封切り日に既に観てきたというミュージカル好きのゲイ友と交わした会話。

ゲイ友「ピアース・ブロスナンに歌って踊らせるっていうのはほとんどイジメよね。見てて可哀想になってきて『もうやめてあげてー！』って思ったわ」
あたし「『シカゴ』のリチャード・ギアと同じくらい可哀想だよね。もうやめて彼のライフはとっくにゼロよ的な」
ゲイ友「アメリカには歌って踊れるイケメンなんて腐るほどいるのに、なんでわざわざピアース・ブロスナンなのかしらね？」
みやきち「映画には映画スターじゃないと客来ないって思われてるんじゃない？」

ゲイ友「（終盤のとある展開について）あれって結局●●はゲイだったってことよね？」
あたし「えー、ドナとつきあってたんだからバイセクシュアルじゃないの？」
ゲイ友「何言ってんのよ！　生涯でつきあった女がただ一人、しかもその女があの男顔のメリル・ストリープよ！？　どこをどう見たってゲイよ！」
あたし「お見それいたしました」

他にもダイナモスの衣装が女装芸っぽくて楽しい（あの厚底ブーツ！）とか、サントラ買うならオリジナル・ブロードウェイ・キャスティング版の方がいいかしらとか、クリスティーン・バランスキーがよかったとか、いろいろと盛り上がりました。やっぱり舞台で観た方が楽しい作品だろうなと思ったので、近いうちに劇団四季の方の『マンマ・ミーア！』を観に行ってみる予定です。