シャリースのF***kin' Perfectなカミングアウト続報

きのうお伝えしたシャリースのカミングアウトについて、ありがたいことにフィリピンのファンサイトCharice Maniaがインタビューの全文英訳を発表しています。また、AfterEllenがいろんな著名人からの激励のツイートをまとめていたので、そちらも合わせてちょっとご紹介。

詳細は以下。

まずCharice Maniaによると、シャリースはTV番組『The Buzz』で“Opo, tomboy po ako”(はい、わたしは同性愛者です)と言った後、以下のように続けて話したんだそうです。


はい、わたしは同性愛者です。どうしてこのことが問題なのかわかりません。なぜなら、わたしにとってはそれは問題ではないからです。わからない人、わたしを受け入れられない人には謝りたいと思います。ごめんなさい、理解できるわ。わたしを受け入れてくれる、受け入れることができるみなさん、本当にありがとう。自分のしたことについては、これで重荷から解放されたと感じているとだけ言いたいです(かすかに涙まじりに)。もう何も隠していないから、隠しごとも、誰も困らせることもなく家の外に出られる、と。ごめんなさい、ママ、カール……でも、これがわたしなの。わたしは自分のことを誇りに思っています。自分を愛しています。だからこうしたんです。ファンのみなさん、あなたがたの多くががっかりするだろうと思います。わたしから離れていく人も、たぶんいるでしょう。ごめんなさい。わたしが正直な人間だってわかってるよね。心の底からごめんなさい。理解できるわ。
Yes, I’m a tomboy. I don’t know why that’s a problem? Because for me, it’s not a problem. Now I want to ask forgiveness to those who don’t understand, to those who can’t accept me. I’m sorry. I can understand. For those who will accept and can accept me, thank you very much. And for what I have done I just want to say that I feel that a heavy weight has been lifted from me now (tears up voice slightly breaks). That I can leave the house without hiding anything, nor putting anyone down because I’m not hiding anything. Sorry Mommy, Carl…but this is me. I’m proud of myself, I love myself. That is why I’ve done this. To my fans, I know a lot of you are disappointed, some of you will probably leave me. Sorry. You know I’m a sincere person. From the bottom of my heart, sorry. I understand.

あまりにも何度も謝っているので「そんなに謝らなくていいよ」と気の毒になってしまいますが、LGBTへの偏見がいまだ根強いアジア圏(日本だってそうだよ!)の歌手として、そうせざるを得なかったのだろうとも思います。ちなみにこの後、インタヴュアーのBoy Abundaから「あなたが世界に向かって言いたいことをとらえた曲があるなら歌って」と言われてシャリースが歌ったのは、P!NK“F**in' Perfect”だそうです。すばらしい選曲。これは聴きたかった……!!

さて、AfterEllenによると、このカミングアウトに対し、フィリピンのたくさんの有名人がTwitterで激励のことばを寄せているみたい。

まず、『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』で知られるブロードウェイ・スターで、ディズニー映画『アラジン』ではジャスミン姫の歌も担当しているレア・サロンガ。


親愛なる@OfficialCharice、あなたが今日どれだけたくさんの若い人をインスパイアしたかわかる? もっとたくさんのパワーと、祝福と、愛をあなたに!!!
Dear @OfficialCharice have you any idea how many young people you inspired today? More power, blessings and love to you!!!

続いて、フィリピンのテレビタレントでモデルのビアンカ・ゴンザレス。


シャリース、誇りある同性愛者としてのカミングアウトおめでとう。人間として、そしてアーティストとして、あなたの価値は変わったりしないわ。バッシングする人たちなんて気にしないで。
Happy for Charice for coming out gay and proud. You are no less of a person and artist. Don't mind the bashers.

さらに、人気番組『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル』のプロデューサーのマイケル・カランダン。


ワーオ! @OfficialChariceが#TheBuzzでのインタビューでカミングアウトするのをたった今見たよ。あなたにより多くのパワーを! あなたにインスパイアされて、もっとたくさんのGLBTがカミングアウトするといいな。
Wow! Just watched @OfficialCharice coming out interview on the #TheBuzz. More power to you! I hope you inspire more GLBT to come out.

ピューリッツァ賞を受賞したジャーナリスト、ホセ・アントニオ・バルガスは、「シャリースを誇りに思う」とツイートした後、以下のように書いています。


シャリースがレズビアンだと困るって? いや、それはあなたの問題だよ。彼女はありのままの自分なんだ、つまり、正真正銘の、誠実なアーティストなんだ
You have a problem w/ Charice being a lesbian? Well, that's your problem. She is who she is: a true, honest artist

これらのツイートに対し、シャリース本人はこう書いています。


まだツイートを読んでいるところ。あまりに良すぎて信じられないぐらい。(※訳注:タガログ語部分はよくわからなかったので残念ながら割愛)みんな愛してます。
Still reading your tweets. Too good to be true. Umpisa pa lang to. Umpisa ULIT ito. I love you all.

よかったねえホント。無理解な人もいれば、離れていく人もいるかもしれない、だけどシャリース、アンタこそF**in' Perfectよ。