ユタ州のボーイスカウト、ユニフォーム姿でゲイ・パレードに参加

日本語でも報道されたので知っている人も多いと思いますが、ゲイの入会を認めるかどうかで長らくもめていた米ボーイスカウト連盟(BSA)は、結局2013年5月23日、「ゲイ少年の入会は認めるが、オープンリ・ーゲイの成人がリーダーになるのはダメ」と決定しました。さらに、会員がゲイ・プライド・パレードでユニフォームを着ることも禁止すると発表されました。

にもかかわらず、勇気ある18歳のボーイスカウトが、ユニフォーム姿でユタ州ソルトレイクシティーのゲイ・プライド・パレードに参加したそうです。

詳細は以下。

このボーイスカウトKenji Mikesellさんといい、地元のLGBT支援団体Mormons Building Bridgesとともにパレードを歩いたのだそうです。


「こうするのが正しいと思ったんです」MikesellはNBCニュースに語った。「ボーイスカウトで活動することは、ぼくの人生にとてもポジティブな影響を与えてくれました。ゲイの入会禁止が取り消されたのですから、より多くの人にボーイスカウトを利用してほしいと思っています」
“It just feels like the right thing to do,” Mikesell told NBC News. “Scouting has been a very positive influence in my life, and I’d like to see more people take advantage of it now that the ban has been lifted.”

勇気ある行動だよねえ。18歳のときの自分にこれができたかと言ったら、絶対できなかったよ!

ほんの少しずつしかゲイを認めないBSAのやり方は、まるで"Don't ask, don't tell"みたい。レズビアンの母を持つイーグルスカウトのザック・ウォルス氏は、BSAがゲイ会員の入会だけを認めたことを「(1歩ではなく)半歩前進」と呼んでましたが、残りの歩数は案外こうした若者の勇気によって埋められていくのかもしれません。大人も負けずにがんばらなきゃなー。