ブラジル、同性カップルの体外授精による生殖を認める

ブラジルの連邦医療協議会(Federal Council of Medicine/CFM)が法律の文言を改め、同性カップルが対外受精で子どもをつくる権利を保障したそうです。

詳細は以下。

これまでの法律は言い回しがあいまいだったため、裁判によって同性カップルが対外受精で子どもをつくることが認められたり認められなかったりと結果がまちまちだったのだそうです。これを改め、同性同士のカップルがブラジル全土で人工授精できるようにするというのが今回の改正のねらい。

この改正を報じる政府の官報では、同性カップルには補助医療によって生殖する権利があるとはっきり書かれているとのこと。ただし、「医者が良心にもとづいて拒否をおこなう権利」はリスペクトすべきであるとも書かれているそうです。

この法律では、レズビアンカップルの一方の卵子を受精させ、もう一方の子宮で育てることができます。ゲイカップルについては、4親等以内の親族に産んでもらうことが奨励されているそうです。

ブラジルは2011年にシビルユニオンを認めており、いくつかの州では同性婚も法制化されています。日本も女性手帳なんか配って「早く異性と結婚して子を産め」と煽るより、こうやって生殖や子育ての枠組みを拡げていった方が結果として少子化解消につながるんじゃないですかねえ。だいたい同性愛者にとっては、「好きでもない異性と生活させられ、したくもない性行為をやらされ、好きでもない人の子どもを産んで20年間かけて育てる」なんて、拷問でしかないし。意に染まぬ性行為を人に強要するのは強姦魔か女衒と相場がきまってますが、日本政府はどっちになるつもりなんでしょうね。ひょっとしたらそのどちらでもなくて、家畜繁殖農家にでもなったつもりなのかもしれませんが。