イングランドとウェールズの同性婚法が成立

2013年7月17日、イングランドウェールズでの同性婚を認める法律が、英女王の裁可を得て成立しました。この法律が発効して同国初の同性婚がおこなわれるのは2014年の夏になるとの見通しです。

詳細は以下。


イギリス議会の下院は16日、同性婚を認める法案について修正案を承認し、週内にも同性婚を認める法律が成立する見通しとなりました。
イギリスでは、2005年に同性のカップルを「市民パートナー」として登録する法律が施行され、結婚とほぼ同等の権利が認められてきましたが、市民の間では、法律上も結婚としての地位を認めるべきだという声が高まっていました。


イングランドウェールズのための平等な結婚法案は本日国王の裁可を得、公的に法制化された。
女王による裁可は水曜日の15:06に下され、これにより同法案はMarriage (Same Sex Couples) Act(直訳すると『結婚(同性カップル)法』)となった
The equal marriage bill for England and Wales was today given Royal Assent, and is now officially law.
The Queen’s Royal Assent was granted to the bill on Wednesday at 15:06, turning it into the Marriage (Same Sex Couples) Act

フランス同性婚法制化、米国でDOMA違憲判決ときて、今度は英国か! 2013年は激動の年ですねえ。
ちなみにNHKの方のニュースだと「イギリス」としか書かれていないのでわかりにくいんですが、これは正確にはイングランドウェールズでの同性婚を認める法律であって、スコットランド北アイルランドはまだこれからです。なお、スコットランドでは2013年6月、議会に同性婚法案が提出されたところ。北アイルランドでは、2013年6月の統計調査で、市民の57パーセントが同性婚法制化を支持していますLGBT運動家たちは、スコットランドと北アイルランドで同性婚できるようになるまで運動を続けると表明しているそうです。