ミッシェル・ショックト、白装束で座り込みデモ

3月17日にステージでホモフォビックな発言をしてコンサートツアーをすべてキャンセルされた歌手のミッシェル・ショックトが、なんか怖いことになってます。まるでパナウェーブの人のように全身を白装束に包み、さらに口のところに「恐怖のあまり沈黙しています」("Silenced By Fear.")と書いたガムテープを貼って、ツアー予定地のひとつだったナイトクラブの外で座り込みデモをしてるんです。

詳細は以下。

ミッシェル・ショックトの姿は、0:14から出てきます。これは3月28日のことで、ミッシェルの背中には「唾ではなくウィットをちょうだい」("GIMME WIT NOT SPIT")と書かれています。ギターをかき鳴らしているようですが、ハフィントン・ポストによれば、道行く人にはほとんど無視されていたとのこと。

こ、これはやっぱり治療が必要な人なのでは。問題発言をしたコンサートの音声を聴いたときも、同じことを思ったけど。

それにしても、なんでこの人が今さら被害者面して「恐怖のあまり」とか書いてるんでしょうか。 自分がステージで言い放っていた"God hates fags"(『神はホモを憎んでいる』)というかけ声のもとに、どれだけ同性愛者への暴力が正当化されてきたか、わかってないんでしょうか。マーガレット・チョウも指摘しているとおり、恐怖を感じさせられたのはむしろ同性愛者の側だよ。あと、「唾ではなくウィットを」も何も、最初に人の顔に唾を吐きかけたのは自分なのに、そこは忘れてんの?
ミッシェルはアンチゲイ発言を批判されたときいちおう謝罪の声明を出していたはずなんですが、今となってはあれ、何だったんでしょうね。いろんな意味で気の毒な人だと思います。