フォーク歌手ミッシェル・ショックト、ホモフォビック発言のため公演をキャンセルされる

米国人のフォーク歌手ミッシェル・ショックトが、ステージで「カマ野郎は大嫌い」などと発言したため、公演をキャンセルされたそうです。

詳細は以下。

ミッシェル・ショックトというのは、こんな人ね。

ミッシェルは2013年3月17日、サンフランシスコのライブ会場「Yoshi's」で、「カマ野郎は大嫌い」だとか、同性婚は「世の終わりだ」などと言ったんだそうです。さらに、「Twitterで『ミッシェル・ショックトが、神はカマ野郎を憎んでいる(“God hates fags”)と言っている』と書いていいわよ」などとも言い放ったとのこと。観客ドン引き。ちなみにこの人、熱烈なキリスト教徒なんだそうです。

ある観客は、実際にTwitterで「うわー、この人完璧な偏見持ちだ、ステージでそう言ったよ。ウソみたい。わたしたちは帰らなきゃならなかった。すごくがっかりしてる」とつぶやいているとのこと。一方、ミッシェル本人は、「真実は痛みをともなう対決に至るもの」とツイートしているとか。真実? 何が?

「Yoshi's」は、「昨夜公然と示されたような偏狭な信念や憎しみは、決して許容できない」として、ミッシェル・ショックトを出禁にすると言っているそうです。また、他のツアー会場も、6月予定の2会場以外はすべてミッシェルの公演をキャンセルしたとのこと。(2013年3月22日追記:ハフィントン・ポストによると、この2会場も結局公演キャンセルとなったそうです)

ホモフォビックなレゲエ歌手のツアーがキャンセルされてもさして驚かないけど、まさかフォークでこんなことになるとはね。SheWiredは、ミッシェル・ショックトは52歳で、メリッサ・エスリッジやk.d.ラングと同世代なのにと嘆いています。しかしまあ、52歳で頭カチンコチンな「熱烈なクリスチャン」なら、こんなものかもよー。