ゲイ男性に暴行をふるって殺した英国少女に懲役7年判決


英国の10代少女2名、『時計仕掛けのオレンジ』風にゲイ男性を殺害 - みやきち日記の続報です。2009年にロンドンでゲイ男性を蹴ったり踏みつけたりして死に至らしめた19歳女性に、懲役7年の判決が下ったそうです。

詳細は以下。

この女性Ruby Thomas(19)は2009年9月、ロンドンのトラファルガー広場で、たまたま通りかかった62歳のゲイ男性Ian Baynhamさんに同性愛差別的な言葉を浴びせかけました。Thomasはその時、酔っていたそうです。
裁判では彼女が「くそったれのカマ野郎(fucking faggot)」と叫んでいたこと、そしてBaynhamさんがJoel Alexanderというティーンエイジャーに殴り倒された後、笑いながら「ブーツをめりこませていた」ことなどが証言されたとのこと。Baynhamさんは暴行を受けて18日後、病院で亡くなりました。警察の調査で、Thomasのハンドバッグと靴にBaynhamさんの血液が付着していることがわかったそうです。

Joel Alexanderには懲役6年、暴行に荷担したRachel Burkeという少女には乱闘罪で懲役2年の刑が宣告されています。Richard Hawkins裁判官は、ホモフォビックな暴行だという理由でThomasの刑期を6年から7年に引き上げたとのこと。

前回の記事でも書いた通り、被害者のIan Baynhamさんは、最初に殴り倒された時点で意識を失っていました。Thomasは、失神した相手を蹴り、踏みつけ、頭蓋骨を粉砕したわけです。それも、笑いながら。こんな殺し方をしても刑期7年。やりきれない思いで一杯です。

なお、This Is Local Londonによると、犯行グループのうちBurkeとAlexanderは、逮捕前に事件についてフェイスブックに書き込んでいたとのこと。それによるとBurkeはテレビに警察が出ているのを見て「怖く」なり、こんなことを書いていたそうです。


「両親があれを見て私だと気づくことが怖いわ。それに私たちみんなが捕まるのも怖い」
"I'm just scared bout my parents seeing it nd recongising it. and scared bout us all being caught."

「怖い」? 62歳の男性公務員に殴る蹴るの暴力をふるって殺すことは怖くないのに?