英ウエストヨークシャー州警察、同性間DVへの意識を高めるキャンペーンに着手
英国ウエストヨークシャー州の警察が、ポスターを使って同性間DVへの意識を高める活動に取り組んでいるというニュース。
同警察には昨年、400件もの同性間DVの通報があったとのこと。警察としては、通報されていないDVはまだたくさんあると考えているのだそうです。以下、Granville Ward警部補の言葉。
こういう活動ってすごく大事だと思うんですよ。というのは、世のDV対策は、たいていがヘテロカップルの、しかももっぱら女性ばかりを「被害者」として想定しがちだから。ゲイ男性ともなると、同性愛嫌悪に直面するリスクに加えて「男は強いからDV被害など受けない」という偏見とも戦わなければいけないわけですから、二重の意味で大変だと思います。安心して駆け込める場所と、その場所がどこかを知らせる情報は絶対に必要なはず。日本の警察も、こういう風だったらいいのに。
「被害者がどこに助けを求めればいいのか知ること、そして加害者への対策が取られることが大切です。
「ドメスティック・バイオレンスの被害者の中には、信じてもらえないことや、警察から軽蔑的な、またはホモフォビックな反応を返されることへの恐れがあることがわかっています。私は、そんなことは起こらないと皆に安心してもらいたいのです。
"It is important that victims know where to go for help and that action is taken against offenders.
We are aware that among victims of domestic violence there is a fear of not being believed or that there will be a dismissive or homophobic response from police. I want to reassure everyone this is not the case.
単語・語句など
| 単語・語句 | 意味 |
|---|---|
| Detective Inspector | 警部補 |
| dismissive | 軽蔑的な、尊大な |
