バチカンの聖歌隊員、法皇の侍従に男娼を斡旋し解雇さる
カトリックの総本山バチカンで、聖歌隊員が法皇の侍従に男娼を斡旋したというスキャンダルが浮上しているというニュース。
この聖歌隊員は29歳のThomas Chinedu Ehiem。警察が法皇の侍従Angelo Balducciに盗聴器を仕掛けたところ、Ehiemが喋っているのが確認され、Ehiemはクビになったとのこと。Angelo Balducciの方は、Ehiemに希望する男性のタイプを詳しく語って多数の男娼を斡旋させていたということで、先月逮捕されています。
なお、この盗聴内容および警察の書類がイタリアの新聞「La Repubblica」に掲載されており、それによるとふたりはBalducciが逮捕されるまでずっと定期的に接触して、ゲイ・セックスについて語り合っていたとのことです。「La Repubblica」によると、警察はこのふたりを男性売春組織ネットワークのメンバーだと考えている模様。
Balducciは現在拘留中ですが、彼の弁護士はコメントを拒否しているそうです。また、バチカンは今のところこの件に対して何の声明も発表していないとのこと。
やれやれ。同性婚を「不道徳」「非難されるべき」と言ってこきおろす*1わりには、お膝元がずいぶんお粗末よね、カトリックも。それとも、自分たちの仲間が男娼を買うのは不道徳じゃないのに、同性カップルが共同でローンを組んだり死んだときにパートナーに遺産を遺したりする*2のは不道徳だというすばらしいダブルスタンダードなのかしら。こういうことをしてるから、「KKKristian」（クー・クラックス・クランとクリスチャンをかけた皮肉）とか言って揶揄されちゃうのよ、アンタたち。
