中国の裁判所、ゲイ男性の献血訴訟を却下

中国のゲイ男性が、同性愛者の献血を拒否するのは違法として訴えを起こそうとしたものの、裁判所から却下されてしまったというニュース。

この男性の名前はWang Zizhengさんといい、北京赤十字を差別で訴えようとしていたとのこと。しかしながら、AFPによると2010年7月7日、訴えを却下されてしまったのだそうです。なお、裁判所は却下の理由を明らかにしていないとのこと。

昨年中国のレズビアン、同性愛者の献血禁止に抗議 - みやきち日記でも書きましたが、最先端の血液検査技術では、献血者の性的指向よりも「最近、とりわけ3週間以内に危険な性行為をしなかったか」の方が重要なのだそうです。また、オランダで行われた研究では、MSM(男性とセックスする男性)よりも45歳以上でスワッピングをしている異性愛者の方が性行為感染症にかかるリスクが高いという結果も得られています。性的指向によるスクリーニングは、もはや無意味なのでは。日本もそうですが、にもかかわらずゲイの献血を拒み続ける理由はいったい何なんでしょうね?