MTFトランスのテニス選手、プロデビュー

チリ人のMTF トランスジェンダーAndrea Paredesさん（37）が、国際テニス連盟の許可を得て、女子プロテニス選手としてデビューしたというニュース。MTFのプロテニスプレイヤーが誕生するのは、アメリカ人のRenée Richards選手以来2人目で、実に32年ぶり。

Paredesさんは2000年に性別適合手術を受け、その3年後にRenée Richards選手のことを知って、自分もプロとしてプレイできるかもしれないと考えたんだそうです。チリではプロ・トーナメントに参加させてもらえなかった彼女ですが、国際テニス連盟は「とてもオープンで、いくつかテストをした後、11月に正式な認可をくれた」とのこと。ブエノスアイレスで4月21日に開催された「フューチャー・トーナメント」でのデビュー戦は残念ながら6-0 6-0で負けたという彼女ですが、このトーナメントの理事の台詞がまたいいんだ。

私はこの状況（訳注：MTF トランスジェンダーがプロとしてトーナメントに参加すること）が奇妙だとはまったく思いませんが、メディアはそう思っているようです。そうでないのなら、メディアは何か注意を引くものが必要なのでしょう。彼女はプレイする権利を持っています。ただそれだけのことなんですよ。

Paredes選手の今後の健闘を祈ります。

単語・語句など

単語・語句	意味
Chilean	チリ人の
live out	（夢・理想などを）実現させる
venue	開催指定地