ひとくくりにできないこと(ゲイとレズビアン編)

こないだゲイとレズビアンの混成部隊で旅行に行ってきたというレヅ友が、次のような旅の思い出を語ってくれました。

「みんなで屋外でバーベキューしてたらさ、火の粉が飛んでゲイのAくんにかかったのね。そしたらAくんが反射的に『きゃっ!』って叫んで、こういう風に(それはそれは乙女なしぐさで)よけたのよ。で、横で見てたレヅ一同が、『Aくんてば乙女……』『アタシこれまでの人生で”きゃっ”なんて言ったことないわ。だからレヅなのかしら』と腕組みして唸ってた」
うーむ。「乙女なゲイと男らしいレヅ」という、あまりにもわかりやすすぎる対比ですね。
外部から見れば「どちらも同性が好きな人たちなんだから、似たようなものでしょ」とひとくくりにされがちなゲイとレズビアンですが、このように間に横たわるギャップはかなり大きいわけです。以前、ゲイの知人に、「ゲイとレズビアンって、いちばん近いようでいていちばん遠いところにいるのかもねー」と言われたことがありますが、それって結構当たってるかも。もちろん、「ゲイは全員乙女」とか「レズビアンは全員ダイキー」とか決め付けることも、やっぱりできないんですけどね。個人差がありすぎて。