英ブライトンでレズビアンカップルが暴力をふるわれる

イングランド南東部にある海辺の街・ブライトンで、18歳と20歳のレズビアンカップルが3人の男性から罵倒され、暴力をふるわれたというニュース。

2009年10月7日の午前3時頃、Gloucester Placeで手をつないで歩いていたこのカップルに、3人の男性がホモフォビックな罵倒を投げかけました。さらに、うち2人が顔を殴ったとのこと。3人目は、殴るのをやめさせてくれとレズビアンたちに頼まれたにもかかわらず、何もしなかったそうです。

犯人たちは逃走し、襲撃の12日後になって、警察が目撃者を募り始めたとのこと。男たちは全員白人で、20代前半らしいと報じられています。

ただ手をつないで歩いているだけでこれかよ! と思ったら、英国では最近、ロンドンでのホモフォビックなヘイトクライムが約18パーセント増加しているんだそうですね。この傾向がロンドンだけなのか、英国全土に共通するのかはわかりませんが、この国では最近だけでもトラファルガー広場でゲイ男性が殴り殺されたり同性愛者に暴力をふるった未成年者が飲酒の問題を理由に刑務所行きを免れたりと、LGBTにとっては朗報とは言い難いニュースが相次いでいます。殴られたレズビアンたちの回復と、犯人たちの早期逮捕を祈ります。