偽レズビアンが本物のレズビアンポルノを鑑賞、感想を述べる
本物のレズビアンが「レズビアン」ポルノを分析 - みやきち日記の続き。前回の動画へのリアクションとして、今度は「偽レズビアンにレズビアン向けのレズビアンポルノを見て感想を言ってもらった動画」なるものがリリースされました。すごく面白いです。
詳細は以下。
この動画を製作したのは、JuicyPinkBoxというレズビアン向けポルノ製作会社の創設者であるジンシー・ランプキン（Jincey Lumpkin）さん。最近ネットで話題になった、「本物のレズビアンに男性向けレズビアンポルノを見せて感想を言ってもらった動画」の一種のパロディとして、レズビアンではない人たちに自社作品を見てもらい、この動画を撮ったのだそうです。ちなみにこの「偽レズビアン」の皆さまには女性も男性も、ドラァグクイーンも含まれます。
皆さんの反応はこんなです。
動画内の意見をざっと訳してみると、こんな感じ。
- 自分がレズビアンになったような気がするよ。
- とうとう全員裸になったわ。
- すごくロマンティックな舞台。
- あの子すごく優しい。キュート。
- わたしの彼氏はこれを見る必要があると思う。
- 「レズビアンのポルノ」と「ガール・オン・ガールのポルノ（訳注『女同士が絡むポルノ』の意）」の違いは、男は苦痛とか、問題の多い過去を持つ女を好むってこと。
- あの人男物の下着を持ってるの？
- ひとりは上品な女物のパンティーをはいていて、あら、もうひとりは……
- どうして彼女は男みたいな服を着てるの？
- 髪が短い方はホーム・ディーポ（訳注：米国のホームセンターのチェーン）で働いてそう。
- オーケー、さあ挿入だ！
- 今やってるよ。音が聞こえる。（リズミカルな音を口真似）
- あら、あら、あら！ 口でしてるわ！
- 時々こういう風に中に入ってる。（両手を合わせて、その間を舐めてみせる）
- あの子潮吹きするんじゃない？
- オーマイガー……まるで火山の噴火だ。水道のホースがこんな風にシューッと（手振り）なってるみたいだ。膣からあんなにたくさんの水が噴き出すところを初めて見たよ。自分が何かすごく悪いことをしてるような気分になるな。
皆さまの反応から推察するに、前回の、つけ爪をつけたまま愛撫させたり、指をやたらとたくさん突っ込ませたり、あまつさえハイヒールの靴（！）を膣の中に丸々挿入させたり、演技と丸わかりのオーガズムをやらせたりしていた男性向けポルノと違って、こちらはもっと現実味のある演出をされているようですね。いや、レズビアンがみんな男物の下着を持ってるわけでもなければ（持ってる人が皆無というわけでもないけど、かなり少ないと思う）、全員潮吹きするわけでもありませんよ（それにだいたいあれは快楽の度合いとはあまり関係ないらしいですぜ）。それでもなお、こちらの方がよりリアリスティックだと思うの。
ちなみにランプキン氏はレズビアンで、以前、The Daily Beastで、「レズビアンポルノ」と「女同士が絡む（ガール・オン・ガールの）ポルノ」の違いについてこんなことを話しています。
「ガール・オン・ガールのポルノとレズビアンポルノには違いがあります」とランプキンは言う。「ガール・オン・ガールでは、女性はカメラのためにセックスしてるんです。キスする代わりに舌を突き出して、舌先を合わせてひらひら動かすんですよ。ガール・オン・ガールのポルノは、いつでも男性が入ってきて、女の子たちが『オーマイガー、あなた、ここにいたのね！ アレを突っ込みに来て！』と言ってもおかしくないように演出されているんです」
“There's a difference between girl on girl and lesbian porn,” says Lumpkin. “In girl on girl, the women are having sex for the camera. Instead of kissing, they stick their tongues out and flutter the tips together. It’s staged so that at any moment a guy could come in, and the girls would go, 'Oh my God, you're here! Come stick it in!'”
わかるわかるわかる！ 日本の百合／レズビアンもののエロ漫画やエロゲでもやたらと見かけるもんね、こういう光景。ああいうのって、洋の東西を問わないのねー。別に創作物の中で誰のどんな妄想を具現化しようとそれは自由なんだけど、「ガール・オン・ガール」と「レズビアン」の違いはもうちょっと広く認識されてもいいんじゃないかと思いました。
