2011年度より、台湾で同性愛が教育要綱に

2010年3月7日、台湾の教育部が、2011年度から小中学校の教育要項に同性愛に関する内容を盛り込むと発表したというニュース。
これは性別平等教育の一環となる予定で、生徒達の人権意識を高め、反差別の大切さを教えることが狙いだとのことです。

なお台湾の教育部は、2008年と2009年に、既に性的指向についての教師用指導ガイドを製作しているんだそうです。また、2010年度には、同性愛についての教材を作成するのみならず、小中学校の教師を対象とした教育セミナーも予定しているとのこと。

ちなみに台湾では、2004年に学校でのジェンダー性的指向に基づく差別を禁じた「性別平等教育法(Gender Equality Education Bill)」が議会を通過しています。しかし、Earth Timesによると、それでもなお「同僚や学校当局の反対を恐れて、教師が生徒達と同性愛についてオープンに話し合えない」という傾向はあったんだそうで、地元の同性愛者の権利団体は、今回の教育部の発表を歓迎しているとのことです。

すごいな台湾。さすがは「台湾プライド」の開催地だわー(参考:アジア最大のプライド・パレード「台湾プライド」に2万5千人が参加 - みやきち日記)。日本もこれぐらいやればいいのにと思います。