シンガポールのイベント「ピンク・ドット」第2回は2010年5月15日開催予定

あらゆる人の「愛する自由」を訴えるシンガポールのイベント「ピンク・ドット」の第2回が、2010年5月15日に同国Hong Lim Parkで開催されるというニュース。

LGBTのみならずすべての性的指向の人を歓迎するこのイベントには昨年2500人もの人が集まり、大盛況だったと聞いています(参考:シンガポールで性の多様性を祝うイベント「ピンク・ドット」が成功(追記1件あり) - みやきち日記)。
去年の様子を伝える動画をもう1度貼っておきますね。

なお、今年は「親族や家族をたたえる(honour)」というテーマが大きく取り上げれられる模様です。以下、公式ブログpinkdot.sgより引用。


そう、全ての家族は異なっています。祖父母、両親、子供、きょうだい、おじさん、おばさんなどには、同じ人はひとりもいません。
わたしたちは、どんな人もユニークな存在であるとごく自然に認め、受け入れるからこそ、あらゆる人とさまざまに心を通わせるのです。
では、「性的指向」が、あなたの愛する人をユニークなものとしていたらどうなるでしょう。あなたはゲイの両親や、子供や、孫や、きょうだいや、いとこや、甥や、姪に、無償の愛を注ぎ続けますか?
Yet, every family is different. No two grandparents, parents, children, siblings, uncles, aunties, etc, can be exactly the same.
We relate to everyone differently precisely because we recognise and appreciate, quite naturally, that every person is unique.
So what happens when "sexual orientation" is a trait that makes a loved one unique? Will you continue to love your gay parent, child, grandchild, sibling, cousin, nephew or niece unconditionally?

というわけで、家族・親族による支援や受容の大切さを呼びかけるイベントになるみたいですね。こういうテーマが出てくるところが、いかにもアジアらしくて興味深いです。

なお公式ブログによると、3月28日(日)には「ピンク・ドット」の資金集めのためのお茶会が開かれるそうです。時間は午後3:30〜6:30、場所はHouse / Barracks Café(8D Dempsey Road, Singapore 249672)、ドレスコードはピンク、参加費は50シンガポールドル。詳しくは以下のURLをどうぞ。

余談ですが、あたしはこの公式ブログのプロフィール画像(右上の方にあります)が好きなんですよ。真っ黒な「FEAR」(恐怖)と「IGNORANCE」(無知)の化け物の間でけなげにぷるぷるしている小さなピンクの丸、これが「ピンク・ドット」のイメージキャラクターなんですね。「かっこいい正義の味方が悪を討つ」とかじゃないところがすごくいいと思いました。このイベント、今年も成功してほしいです。