同性愛者は異性愛者よりブログやSNSの利用率が高いことが判明

米国のマーケットリサーチ会社ハリス・インタラクティブの調査で、ゲイとレズビアン異性愛者よりもブログを読んだりSNSに参加したりする率が高いと判明したというニュース。

この調査は18歳以上のアメリカ人3000人を対象に行われたもので、うち404人が同性愛者と自認している人だったそうです。調査結果によると、ゲイとレズビアンの55パーセントが何らかのブログを読んでいるのに対し、ヘテロでは38パーセント。また、同性愛者の55パーセントがFaceBookのメンバーである一方で、異性愛者のFaceBookメンバーは46パーセント。MySpaceについても、ゲイとレズビアンの43パーセントが加入しているのに対し、ストレートでは30パーセントだとわかったとのこと。

ちなみに調査の手法やより詳しいデータについてはこちらで見ることができます。ご興味がおありの方はぜひどうぞ。

ハリス・インタラクティブは以前からWiteck-Combs Communications(米国の、LGBT市場に詳しいマーケティング・コミュニケーション会社)と組んでLGBTとインターネットについての調査に取り組んでおり、これまでにも「LGBは異性愛者よりもインターネット接続時間が長い」*1LGBT異性愛者よりもEコマースを利用している」*2などの分析結果を発表しています。今回得られた結果について、Witeck-Combs CommunicationsのCEOであるBob Witeck氏は、


「数年間トレンドを記録してきたが、今回もまた、ゲイとレズビアンは情報を得ておくことだけでなく、ネット上での社会的・職業的・個人的なつながりを拡大することも望んでいるとわかった」
と述べています。

これ、日本で調べても同じような結果が出るんじゃないかと思いますね。オフラインの世界でもかんたんに同じセクシュアリティの人間が見つかる異性愛者と違って、LGBTにとってはネットは一種のライフラインだったりしますから、ネットとの親和性もより高いんじゃないでしょうか。日本でのセクマイのインターネット事情について調べた論文等がもしあったら、読んでみたいなと思います。