自転車(60km、1364kcal)/きつい坂を疲労少なめで上る方法

ロードバイクで60km走り、1346kcal消費。

前にも書きましたが、あたしの現在の目標は「長距離をラクに、楽しく走ること」です。そこで、坂道をもう少し無理なく走れるようになろうと考え、こんな本を買ってみました。

自転車芸人・団長安田のヒルクライム入門 (エイムック 2320)自転車芸人・団長安田のヒルクライム入門 (エイムック 2320)
長安

エイ出版社 2012-01-24
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これ、ただのタレント本じゃないですよ。湘南ベルマーレの内山靖樹監督と宇都宮ブリッツェンの廣瀬佳正選手の指導がとにかくわかりやすく、かゆいところに手が届く入門書となっています。今日はまずこの本の中の「きつい坂は“惰性”を使って上る」というテクニックだけを意識して走ってみたのですが、「これまでのあの苦労は何だったの?」と思うぐらい上り坂が楽になりました。

具体的にどう“惰性”を使うのかというと、こうです。(以下、p. 40から引用)


最大心拍数の85%で走っているときに、今走っている坂よりも勾配がきつくなる坂が見えたら、その前に2枚ぐらいギヤを重くして最大心拍数の90%に達するまでスピードアップする。
(引用者中略)
スピードをアップして急坂に入れば惰性があるのでスピードが落ちにくい。ギヤを落として心拍数を最大心拍数の85%に戻す。スピードを維持しようとして踏み込んでしまうと疲労がたまる

ちなみに心拍数は一瞬上げるだけならそれほど疲労がたまらないとのこと。もしこれをやらずに同じギヤと速度のまま急坂に突入すると、踏み込む距離が長くなる分、脚に疲労がたまってしまうのだそうです。

なんかあたしこれまでこの逆をやってた気がします。坂道の途中でさらに勾配がきつくなる箇所では、ビビッて早めにギヤを軽くしちゃってました。結果、ひたすら脚を使って急勾配を上りきることになり、頂上付近では筋肉は疲労物質でぱんぱん。心拍数もやたらと上がってしまい、その後の平地や下り坂までヨレヨレでした。ところが、この本の通りにギヤを重くし、スピードを上げてから上るようにしたら、いつもより10rpmぐらい低い心拍数で走り切れちゃいました。脚もラクだし、もうほんと目からウロコが30枚ぐらい落ちました。
他にも身につけたいテクニックはいっぱい載ってましたが、次はp. 36以降で説明されてる「休むダンシング」を練習したいと思います。