オーストラリアのラジオ番組司会者は「レズっぽい」名前がお嫌い


オーストラリアの、37歳の人気ラジオ番組の司会者ジャッキー・オー(Jackie O)氏が、自分のミドルネーム「エレン」は「ちょっとレズ(lez)っぽいから」嫌いであると発言し、批判を受けています。

詳細は以下。

ジャッキー・オー氏のフルネームは「ジャクリーヌ・エレン・マリー・ヘンダスン」。同国シドニーの2DayFMというラジオ局で、メインパーソナリティーのカイル・サンディランズ(Kyle Sandilands)氏とともに番組の司会をしているとのこと。オーストラリアのデイリー・テレグラフ紙によると、この番組、2012年1月19日の放送はミドルネームがテーマだったんだそうです。で、ジャッキーは放送中、自分の「ちょっとレズっぽい」ミドルネームが嫌いだと言ってしまい、同性愛者の権利団体から「どう見てもアメリカのコメディアンでTVタレントのエレン・デジェネレスのことだ」として批判されることになりました。

これ、要するにマーチンって名前の白人が「ニガーっぽい名前だから嫌い」と言い放っちゃったようなものです。そりゃ問題になるわ。

ちなみにジャッキー・O氏とサンディランズ氏の番組は、2009年にも別件で物議をかもしているとのこと。生放送中、怖がっている14歳の少女を嘘発見器を使ったコーナーに出演させ、母親に「セックスをしたことある?」と質問させたんだそうです。その子は「12歳のときレイプされたのに、お母さんは気づいてくれなかった」と答えました。その後のサンディランズ氏の発言がすごい。


長い沈黙のあと、サンディランズは尋ねた。「さて、それじゃこれまでの経験はそれだけかな?」
After a long pause, Sandilands then asked:“Right. And is that the only experience you’ve had?”

何このゲスい番組。こいつら人間じゃねえわ。

ちなみにジャッキー・O氏は、この時は何度も少女に謝ってカウンセリングをすすめ、すぐにそのコーナーを終わらせたそうです。

今回の「レズっぽい名前だから嫌い」発言については、2DayFMのオーナー代表がデイリー・テレグラフに対し、ジャッキー・Oは今回の件についてこれ以上いかなるコメントもしないと述べているそうです。

もうジャッキー・O氏は「ジャクリーヌ・サラ・ペイリン・ヘンダスン」とか「ジャクリーヌ・アニタ・ブライアント・ヘンダスン」とかに改名するといいと思うよ。あとこんな番組よりも、「宮地佑紀生の聞いてみや〜ち」を英訳して全世界で放送した方がよっぽどいいと思うわ。がんばれ東海ラジオ