ウガンダ議会、同性愛者の言論の自由を剥奪する法案を審議予定

ウガンダ議会が来週、反ポルノ法案と反同性愛法案について審議する予定だというニュース。同国のJames Nsaba Buturo道徳大臣(ethics minister)によると、これらの法案が議会を通過した場合、

  • 同性愛に関する印刷物の出版や配布は違法行為となる
  • 同性愛者が記者会見を開いたり、人々に自分たちの主張を支援するよう誘いかけたりすることは不可能になる

とのこと。

ウガンダは「フルスイングの」同性愛嫌悪で知られる国であり、同性間の性行為を最大で終身刑とする法律を既に持っています。そこからさらに一歩踏み込んで、同性愛者の言論の自由まで奪おうというわけですね。

同じ地球上で、ゲイを撃ち殺して得点を稼ぐゲームを「言論の自由の名のもとに認めろ」と主張する人がいる一方で、こうして生身の同性愛者が今にも言論の自由を剥奪されようとしているとは、なんとも皮肉なことです。「ホモ狩り」ゲームを「言論の自由」の名目で擁護しようとする人々は、はたしてウガンダの同性愛者たちのためにも同じぐらい熱心に声を上げてくれるんでしょうか?

単語・語句など

単語・語句 意味
table (議案などを)上程[提案]する、審議に付す、提出する
draft 草案
draconian 過酷な、情け容赦ない
press conference 記者会見