同性愛はテーマじゃないよねえ。NHKは正しい。 - 中学生日記「誰にも言えない」(前編)感想2

しつこく「中学生日記」ネタ。
※以下、性暴力に関係する内容です。フラッシュバックを起こしそうな方はご注意ください。


(6) 同性愛を否定することにならないのか?
今回の番組は、同性愛を描いたものではありません。本人の同意がない、あるいは同意できる環境にない中で行われる性的な行為は性暴力です。判断する能力のない子どもへの行為は、性暴力です。(被害者が女性の場合を考えてください。たとえ愛し合っていても、大人から子どもへの行為は許されません。)
というNHKの主張に対して、

青年Aに「性暴力」を働いた(とされる)コーチのセクシュアリティは、この流れでいくとヘテロと解釈しないといけないのですか?わたしにはそのようには解釈できないよ。
という意見があるようなのですが。
誰も映画『告発の行方』を「異性愛を描いた映画」とは呼びませんよね。「異性愛を否定する映画」とも呼ばない。あれはレイプを、つまり性暴力を描いた映画であって、加害者が異性愛者であることはテーマと関係がないからです。
今回の中学生日記もそれと同じ。加害者のセクシュアリティはおそらく同性愛者または両性愛者なのでしょうが、それは別に番組の主題ではないし、同性愛そのものを否定する内容でもないということだと思います。というわけで、NHKの言うことにはちゃんと筋が通ってるとあたしは思いました。同性愛者が登場すれば即「同性愛を描いた作品」でなければならないとか、同性愛がテーマでなければ全キャラがノンケのはずだっていうのは偏見だよー。
告発の行方
告発の行方ジョナサン・カプラン ジョディー・フォスター ケリー・マクギリス

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