今年のバイク用冬装備

今年新たに買った冬用バイク用品のインプレをメモしておきます。

ゴールドウィン Neo Euroロングジャケット(GSM2551)

何年も前から、冬用ジャケットはゴールドウィンにしようと決めています。防水透湿素材で風をまったくしみ込ませないこと、ドライスーツのごとく手首や首周りをきっちりと締められること、前合わせのファスナーがむき出しになっていないこと、ハーフコートタイプでウエストがきちんと締められること……など、厳冬期のライディングウェアに求められる全ての要素を満たしてくれるからです。
Neo Euroもやはり、よくできていて暖かいジャケットです。今のところ、夜中に走っていても暖かすぎて眠くなりそうなぐらいです。一番気に入ったのは、手首のベルクロが、グローブをつけたままでもかっちりと締めて固定できるような工夫したつくりになっていたこと。これなら女の子の細い手首にもジャストフィットさせられるし、グローブのカブラ部分に袖口をおさめて完全に風を防げます。
気に入らないのは肩パットと肘パットが貧弱なこと。ただのペラペラのスポンジで、「ないよりマシ」程度のものなんですよ。肘だけは自分で他のジャケット用のもっと固いエルボーガードに交換しましたが、肩は合うのがなくてそのままになっています。どうせなら、最初からCE規格のプロテクタぐらい入れて欲しいもんです。
余談ですが、夏用ジャケットではプロテクションでもデザインでもSPEEDIのジャケットが素晴らしかったので、本当は冬もSPEEDIにしようかと思っていたんですよ。が、売り場で実物を見た瞬間に却下。袖口から何からつくりが甘すぎて、風がビュービュー吹き込むことは確実だと思ったからです。よく晴れた日曜日の昼間しか乗らない呑気な「サンデーライダー」諸氏にはいいかもしれませんが、シビアな条件下でも乗りたいあるいは乗らざるを得ない人があんなもん着たら、ただの我慢大会です。もう少し頑張ってくださいSPEEDIさん。

モンベル ジオラインExp.タイツ

このタイツの何がいいって、スピードスケート選手のタイツみたいにぴったりフィットして、足首もガバガバしないこと。去年まではいてたバイク用のマイクロフリースタイツは足首がゆるくて、上からパンツをはこうとすると中でタイツがずりずりと上がって来て往生したのですが、そしてタイツとはこんなもんだと思っていたのですが、モンベツのこれならストレスなくすっとはけてすっと脱げます。それでいてきつすぎることはなく、はいていることを忘れるぐらい動きやすいです。山用だから当然か。
エクスペディション用だけあって、薄いのに保温性も良いです。今、これの上にユニクロの防水防風パンツ(という名前ではないんですがそんな感じで軽いオーバーパンツとしても使えるパンツ。今年も売ってるのかしら)を履いて、上からコミネのニーシンガードをつけて走ってるのですが、寒いと感じることはまったくありません。このタイツ、冬中手放せなくなるな絶対。

ラフ&ロード ゴアウィンドストッパー フェイスマスク RR-5881

これは完全にハズレ。ダメダメ。金損した。
まず、面積が小さすぎます。首までカバーしてくれないし、かといってヘルメットかぶると下にずり下がって鼻が出ちゃうし。これじゃフェイスマスクじゃなくて「顎だけマスク」だよ。
「ファスナーついてるから曇りません」ってのが売りらしいけど、口元のファスナー開けて装着すると「顎だけマスク」にさらに風の侵入口を作るわけなので、なんか抵抗があります。さらに、しっかり曇りますよこれ。あんまり暖かくもないし、いいとこひとつもないです。
というわけで、去年まで使ってて「毛玉が増えたから使うのやめよう」と思ってたゴールドウィンのフェイスマスク(ゴアウインドストッパー フェイスウォーマー/GSM9852)を引っ張り出して愛用しています。これなら鼻から首まで覆ってくれる上、曇りも少ないです。第一、とても暖かいしね。というわけでフェイスマスクはゴールドウィンの圧勝。