「モンベル ジオライン3DサーマルサイクルジップシャツWomen's」レビュー

モンベル ジオライン3D サーマル サイクルジップシャツ Women's バーミリオン(VER)/Mモンベル ジオライン3D サーマル サイクルジップシャツ Women's バーミリオン(VER)/M

モンベル
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気温17〜24℃での自転車で何回か使用。汗抜けがよく、24℃でも背中がほんのわずかに蒸れるかどうか程度です。逆に、走り出しで鼻がツンと痛くなるような日陰の道も、下にジオライン L.W.UネックTシャツを着るだけで快適に走れました。休憩時の汗冷えも、今のところなし。フルジップで温度調整しやすいところも便利です。
バックポケットの容量も十分。冗談みたいに小さいポケットしかない「サイクール ロングスリーブ ジップシャツ」とは違い、この製品にはファスナーポケット付きの3バックポケットという、要するにパールイズミ等と同じスタイルのポケットがつけられています。ウインドブレーカー、補給食、財布、携帯、鍵、日焼け止め、携帯用ミラーなんかを突っ込んで、なお駐輪時に外したライトだのサイコンだのナビだのを入れる余裕があります。ただし、これだけのものを全部突っ込むと、ジャージの首の部分が引っ張られてちょっと息苦しいです。同じ量の荷物を詰め込んでもアソスのジャージだとここまで引っ張られないところを見ると、たぶん裁断の問題かと。いや、モンベル製品にアソスと同じ機能を求める方が間違いだとわかっちゃいるんですが。
最大の難点は、サイズとデザイン。まず胴体が自転車用にしてはゆるゆる。それでいて袖が短すぎ。あたしは身長163cm体重51kgB87cmでMサイズを買ってみたのですが、これだと袖口とグローブの間がぽっかり空いてしまって日焼け止め必須、それでいて胴周りにはゆとりがありすぎでした。ゆるめな作りは重ね着前提のためだとしても、この袖のつんつるてん具合はなんとかならないもんでしょうか。今どきのワカモノなんて、みんなもっと手足長いと思うんだけど。
デザインの方は、よく言えば地味、悪く言っても地味。下手をすると「中高年山歩きの会」みたいな趣きすらあり、つまりは、いつもながらのモンベルです。ぱっつんぱっつんのド派手ジャージが苦手で、もう少し街着寄りな格好がしたいという方にはいいかも。でもあたしはもういいや。

まとめ

  • 春秋用のウェアとして、生地の機能性は十分。汗抜けもいいし、高機能インナーと組み合わせれば、かなりの温度幅がカバーできそう。
  • バックポケットは容量十分。ただし物をいっぱい入れると首が引っ張られて苦しい。
  • サイズがおばはん向け。ていうか、胴体が太くて腕が短い、ちょっと古い世代の日本人向け。タイトフィットな自転車用ウェアとはかなり違うカッティングなのではないかと。
  • デザインは「中高年山歩きの会」風味。つまりいつものモンベルであり、好き嫌いが分かれそう。