『NHK趣味悠々 ヨガで元気に! 心も体もリフレッシュ DVDセット』

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以前から何度も日記でとりあげている『NHK趣味悠々 ヨガで元気に!』のDVD版です。今日は全体をざっと見て、いくつかのプログラムを実際にやってみました。その上で感じた、本放送と比べてのメリットとデメリットはこんな感じ。

メリット

• トークの部分などが刈り込まれているため、短時間でできる。

デメリット

• 初心者向けのポーズがはしょられている部分がある。
  
• ポーズの説明が済んだ後、すぐに次のポーズに移行してしまうことが多く、一時停止しないと必要な秒数だけポーズがとれない時がある。

まず、メリットについて。オープニングは第1回以外すべてカット、三田村邦彦さんや林マヤさんのトークもかなりカットとあって、本放送だと1プログラム30分だったものが、このDVDでは約10分（初級編）〜約14分（ステップアップ編）とごく短い時間におさまっています。ヨガ以外の部分をいちいち早送りしなくて済むのが非常にありがたいです。
デメリットはメリットの裏返しです。まず、あまりにも尺を縮めすぎて、初心者向けのポーズの一部まで削られてしまっているところが残念。具体的には「第4回　足腰を伸ばそう」の、壁を使っての立ち前屈とか、足幅をヨガマットの幅まで広げての前屈のポーズとか。体の硬い自分にとってはまさにこの回のツボとも言えるポーズだったので、これらがなくなっていたのはショックでした。
ちなみに壁を使っての立ち前屈の方は、ステップアップ編の特典映像「体の不調を改善」のところに一応出てくるのですが、本放送ほど体が硬い人向けの説明ではなくなっています。また、そもそも体が硬い人はステップアップ編まではなかなか見なかったりすると思うんですよ。そのへんも含めて、やや残念に思います。
他には、展開が早すぎるため、必要な時間（30秒くらい）だけポーズをとるためにはいちいち一時停止しなければならなかったりするところも不便かも。本放送だと「柳生直子さんによるお手本→三田村さんとマヤさんによる実践→次のポーズのお手本」という流れがキープされていたため、「お手本とともにポーズをとる→柳生さんが三田村さんとマヤさんに指導している間、ポーズを保持」ということができたんですが、DVDだとその指導の部分が時々省略されていて、ポーズをとり終えた瞬間にもう次のポーズの解説が始まってしまったりするんです。結局、常にリモコンを手元に置いておき、「ポーズをとる→一時停止して30秒ポーズを維持→再生ボタンを押して続きを見る」ということの繰り返しを強いられ、ちょっと面倒でした。
おそらくこのDVDは、DVDのペースで一緒にヨガをやるためのものというより、「正しいフォームを理解するための教科書」というコンセプトで作られているのだと思います。なので、『ブライアン・ケスト　パワーヨガ』や『綿本彰のパワーヨーガ』などのような、流しっぱなしで一緒にやれるプログラムを求める人には不向きかと。ただし、「どう動けば効果的か」「なぜ、そうなるのか」という説明のわかりやすさにかけては天下一品なので、一時停止しつつこつこつ練習する価値は十分あると思います。

ちなみに今日やってみたのは、

• 「腰に不安がある人へのプログラム」（『ステップアップ編』特別映像）
• 「第3回　股関節を柔軟にしよう」（初級編）
• 「第4回　足腰を伸ばそう」（初級編）

の3つです。数日前から出ていた腰痛が、これできれいにおさまりました。そんなわけで効果は確実にあるので、あとは使い方次第ですね。