花粉症の話題からゲイ・マーケットについて考える

最近このへんとかこのへんで「日本人の6人に1人が花粉症」だと読んで、「そんなに少ないのか!」と驚きました。だってこの時期、「一億総花粉症」と言わんばかりに花粉症対策グッズががんがん売り出され、天気予報でも熱心に花粉の飛散状況が予測されてるじゃん。半数以上とまでは言わなくても、2〜3人に1人ぐらいの割合で花粉症なんじゃないかと勝手に思い込んでたよあたしゃ。でも厚生労働省こちらのページを見る限り、やっぱり花粉症患者は人口のたったの16%(1998年の推計)であるらしい。へえ。
わずか16%でこれだけ広く世間に認知されるんなら、同性愛者も人口比でこれぐらいを占めれば「ゲイもレズビアンもいてあたりまえ」って感じになるのかしら。そして花粉症グッズと同じぐらいの勢いでゲイ・マーケット向け/レズビアン・マーケット向け商品が市場にあふれかえって大々的に広告が流れたりすんのかしら。小説やマンガや映画なんかも、同性同士が当たり前のように恋をして一緒に暮らしてセックスする話が増えるのかしら。うーん、夢のよう。
……とは思ったけど、あることを思いついて検索してみるわたくし。そして検索結果はこうでした。

痔持ちは花粉症よりさらに多いんじゃねーかよ! つーかマジョリティだよ既に! でも、薬も対策グッズも、花粉症ほどには派手に売り出されてないよね。冬場の天気予報で「明日は冷え込みます。痔持ちの方は冷えに注意を」だの「ドーナツ型座布団を持って歩きましょう」だのと教えてくれたりも絶対しないし。ということはやっぱり、人口比が多いだけじゃ駄目なんだなー。恥ずかしいとか人に言えないとかいうイメージがあるうちは、やっぱインビジブルだし、経済活動も盛り上がらないのね。むむ。難しいなあ。