米国、同性婚配偶者にビザ発給 世界222箇所で受け付け

2013年8月2日、ジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官がロンドンの米国大使館で、「不当かつ不公平な障壁」("an unjust and an unfair barrier")を廃して同性カップルにも移民ビザを発給すると発表しました。

詳細は以下。

動画の中でケリー国務長官が言ってることは、BuzzFeedを見ればわかります。内容をごく簡単にまとめると、こんな感じでしょううか。

  • 米国は今後、同性婚による配偶者のビザ申請を、男女間の配偶者の申請と同じように扱う(移民ビザの対象とする)
  • カップルの一方が米国民であってもなくても、同性婚が法的に認められる場所で結婚していれば、男女間の配偶者と同じ扱いとなる
  • この措置は、世界222ヶ国の在外公館でただちに実施される

なお外国籍の同性配偶者の子供について、米国市民の「継子」として移民ビザの請願書を提出することも可能になるそうです。

これで先日のエントリ「法の壁と戦う国際同性カップルを描くショートフィルムが話題に - みやきち日記」で紹介した国際カップルたちもずいぶん助かるのでは。Google社員のショーン・オークランドさんだって、パートナーの移民ビザが申請できるようになるでしょう。この制度がもう少し早くできていたらウィルフリード・ナイトさんも死なずに済んでいたかもしれないし、そう思うとこの変化はすごく大きいよね。いらん障壁がひとつなくなって、ほんとうによかった。