LAの園児たち、手話と共に『True Colors』を熱唱

ロサンジェルスの幼稚園児たちが、卒園記念にシンディ・ローパーの名曲『True Colors』を手話つきで歌った動画が話題になっています。レインボーを思わせる色とりどりの布や鏡などを使ったこのパフォーマンスの最終的なメッセージは、"EVERYONE IS WORTHY OF LOVE"(誰もが愛に値する)。このEVERYONEの中には、もちろんLGBTも含まれます。

詳細は以下。

これはLAにあるオリンピック・プライマリー・センター(Olympic Primary Center)の、アルトゥーロ・アヴィーナ(Arturo Avina)先生のクラスによる発表だとのこと。アヴィーナ先生は、Facebookでこう説明しているそうです。


幼稚園とレインボー……そう、ぼくらはそこに到達したんです。子どもたちがシンディ・ローパーの古典的な賛歌を歌と手話で演じるのを見てください。メッセージはこうです: 自分を愛し、どんな人にも常に愛と親切と敬意を示そう。民族や、性や、ジェンダーや、宗教的信条や、性的指向にかかわらず、誰もが愛に値する。
Kindergarteners and rainbows…yep, we went there. Watch the kids perform and sign Cyndi Lauper's classic anthem "True Colors." The message: love yourself, and always show love, kindness, and respect to others no matter who they are. Regardless of ethnicity, sex, gender, religious creed, or sexual orientation, EVERYONE is worthy of love.

アヴィーナ先生のブログには、もう少し詳しい話が載っています。先生は子どもたちに、ただこの歌を歌うだけではなく、意味をわかってほしかったんだそうですよ。幼稚園児にそんなことができるのか? できます。何週間かかけて練習したり、歌詞をおぼえたりした後、クラスの子たちに「この歌の意味は何だと思う?」と聞いてみたところ、ひとりはこう答えたそうですよ。


「かみさまは、せかいがしろくろだといやだから、きれいになるようにたくさんのいろをつくったの」
"God doesn't like the world to be black and white, so he made many colors to make it beautiful."

そんなのただの色の話じゃないかと思うなかれ。このパフォーマンスの後、作文の宿題にこんなことを書いた子もいたそうです。


「わたしたちは『トゥルー・カラーズ』をうたいました、なぜなら、ひとはみんなあいされるかちがあるから。これうたうの、だいすき!」
"We sang 'True Colors' because we all deserve love. I love this singin!' "

ブログエントリを見ていただければわかりますが、この作文には、でっかいレインボーとハートの絵がついてるんですよ。すごい。こういうことを教わってから小学校に行ける子たちは幸せだと思いました。

おまけ

同じクラスが2012年にやった、『VOGUE』のパフォーマンス。これもカワイイ!