Vive la France! 同性婚法案を仏下院が可決

2013年4月23日、フランス下院が、同性カップルが結婚し養子を迎える権利を認める法案を可決しました。投票は賛成331VS反対225、棄権10だったとのこと。これが最終投票なので、あとはオランド大統領の署名を得て成立する見通しですが、反対派は憲法評議会に同法案の違憲審査を求めているそうです。

詳細は以下。

可決の瞬間の映像はこちら。フランスでは誰も歌わなかったようで、先日のニュージーランドはえらく雰囲気が違いますね。

4月13日に上院がこの法案を可決して以来、同国では反対派による暴力事件や脅迫事件が頻発しています。そこで警察は当日、当日国民会議の議場周辺に高圧放水砲を配備して警戒態勢を敷いたそうです。下院では、賛成派と反対派の激しい議論が展開され、15:15(GMT)に賛成多数で可決となったとのこと。

オランド大統領はもともと同性婚の実現を公約としてかかげており、また昨年11月にもこの法案に賛意を表しています。加熱する反対運動の中にあって、今もその姿勢は変わっていないはず。

CNNによると、反対派の議員たちは23日、憲法評議会にこの法案の違憲審査を求める手続きをおこなったそうです。なんだか2008年のカリフォルニア州みたいになってきましたが(いやあっちは憲法自体を修正しちゃうという力技でしたが)、大丈夫かなあ。

なお、英国のニック・クレッグ(Nick Clegg)副首相はこの可決についてTwitterで以下のように述べています。


結婚はすべての人のためのものであるべきだ。フランス下院が#equalmarriage law (平等な結婚法)を通過させたのはすばらしい。英国もきっと次にこうなるようにしよう。
Marriage should be for all. Excellent that French Parliament approves #equalmarriage law. Let’s make sure UK is next.