米大学友愛会、トランス学生の手術費用に保険が下りたため、募金で集めた170万円を寄付

トランス生徒の手術費用を募金で集めていた米エマーソン大の友愛会が、結局手術で保険が使えることになったため、集めたお金のうち約170万円を寄付することにしたそうです。他の困っているトランスジェンダーのために使ってもらうとのこと。

詳細は以下。

このトランスジェンダー学生はドニー・コリンズさんといい、既に自費でホルモン治療を始めていました。性別移行の次のステップとして胸の手術を受けようとしたところ、約76万円かかる費用が保険でカバーされないと発見。そこで、彼が所属している友愛会「ファイ・アルファ・タウ」が募金を始め、190万円以上が集まりました。その後になって、保険会社が手術費を負担することになったため、手術のための旅費やアフターケアの費用を除いた約170万円を寄付することにしたのだそうです。寄付先は、トランスジェンダーの人々の手術費をサポートするJim Collins Foundation という基金だとのこと。困っている人を助けられるなんてすごくクールだ、とコリンズさんは話しています。

どこまでも爽やかな連中だねえ。トランスフォビックなニュースも多い中、ほっとさせられる出来事でした。