カール・ラガーフェルド、ドイツとフランスの関係をレズビアンカップルになぞらえたスケッチを披露

ゲイのデザイナーであるカール・ラガーフェルドが、ドイツの雑誌のために、ドイツとフランスの関係をレズビアンカップルになぞらえたスケッチを描いたそうです。

実際のスケッチは上記リンク先からどうぞ。絵の中にはシャネルのファッションショーから出てきたようなレズビアンの花嫁ふたりが手をつないでいるところが描かれており、片方がフランスの、もう片方がドイツのシンボルとなっています。それぞれの足元には小さな子どもがいて、この子たちはフランスのオランド首相とドイツのメルケル首相を表しているらしいです。

このスケッチは「Frankfurter Allgemeine Magazin」という雑誌の、初のファッション特集号に掲載される予定だとのこと。エリゼ条約(仏独友好条約)50周年を記念して、両国の調和を表す絵を描いてほしいという依頼にもとづいて描かれたものなんだそうです。

ただ、これを「レズビアンに理解があるのね!」みたいに単純に受け取るのはどうかなって気もします。カール・ラガーフェルド「誰も曲線のある女性なんて見たくない」と言い放ったり、アデルを太りすぎだと評したり、それでいてファッション業界と拒食症とは関係ないと主張したりしていて、あんまり女性全般に対して好意的とはいいがたい人のようですから。この絵は絵として楽しく見ておいて、あとはマーガレット・チョウのカールラガーフェルド・ギャグの真似をして遊んでおくぐらいがあたしにはちょうどいい気がします。