フランスのサブウェイ、ホモフォビックなポスターを批判される

サンドイッチチェーンであるサブウェイのフランス・アンジェ店が、バレンタインデー用にホモフォビックなポスターをドアに貼ったとして批判を浴びています。

詳細は以下。

Queertyによると、問題のポスターはこんな内容だったらしいです。


バレンタインデー
2月14日(木曜日)
カップル(男女※)には恋人たちへのお祝いとして、
メニューの30cmの商品が2つで14ユーロ
※差別ですって(?):いいえ、すべての人が結婚できる法律はまだ上院で認められていません。よって、さしあたって言論の自由を行使しているのです。


Valentine’s Day
Thursday February 14
Lovers’ celebration for couples (M/F*)
2 30-cm menu items for 14,00€

*Discrimination (?): No, the marriage for all bill has not yet been ratified by the senate. So for the moment I’m using the freedom-of-speech law.

要するに、「カップル割引でフットロング2本セットを安くするけど、同性同士のカップルはお断りだよ」ってことですね。

折しもフランスでは2013年2月13日に同性婚法が下院を通過したばかりです。だからと言って、個人経営の店ならともかく、ファーストフードのチェーン店がここまでアンチゲイな態度をとるとは大胆な。同じフランスでも、マクドナルドはゲイ・フレンドリーなCMを出したりしてるってのに。

……と思ったら、Yagg.comによると、これはサブウェイ・フランスの意向とはまったく無関係におこなわれたことなのだそうです。この店の店長は、本社から激しい叱責をうけたとのこと。地区マネージャーのPatrick Rety氏は「恥ずかしいことです」「2013年にこれを受け入れることはできません」「この店長には『早急に』処置を取らねばなりません」などと話しています。ちなみにこの店舗の従業員によると、問題のポスターは午後まで掲示されたのち取り去られ、店舗は16:30に「臨時休業」となった模様。
サブウェイのサンドイッチは好きなので、これがチェーン全体の意思じゃなくてよかったです。米国のチックフィレイみたいに社長みずからホモフォビアを表明するような会社だったら、もう行けなくなっちゃうところだったわ。