レズビアンの女子レスリング選手ステファニー・リー、オリンピック出場資格取り消しに


米女子レスリング選手、五輪出場決定後に同性と結婚 - みやきち日記で紹介したステファニー・リー選手が、大麻の使用が原因で出場資格を取り消されたそうです。

詳細は以下。

リー選手は検査で大麻の陽性反応が出たため、米国オリンピック委員会の規則により出場資格を失ったとのこと。


彼女は検査の2週間前に大麻の使用をやめたと述べた。―「大会前にやめた期間としては最長です」―そして、米国アンチ・ドーピング機構から数週間後に検査結果を知らされて驚いたと話した。……リーは2009年に権威あるUSオープンでマリファナで陽性になって以来、連続16回の検査で陰性だった。
She said that she quit using marijuana two weeks before the trials ― “the longest I ever quit before a competition,” ― and that she was surprised to learn of the result from the United States Anti-Doping Agency several weeks later. … Lee said she had had 16 consecutive negative tests since 2009, when she tested positive for marijuana at the prestigious United States Open.

なお、リー選手は彼女の性的指向が出場資格取り消しにつながったとはまったく主張せず、「何よりも自分自身に腹を立てている」「私をずっと支持してきてくれた人たちをがっかりさせてしまった」と語っているとのこと。

元記事にもある通り、大麻にスポーツのパフォーマンスを向上させる力があるかどうかは疑問ですが(むしろ集中力や反応速度が落ちるんじゃなかったっけ?)、それでも世界アンチドーピング機構で禁止されている薬物であることには変わりありません。こんな理由でオリンピックで彼女の活躍が見られなくなってしまったことを、たいへん残念に思います。