テネシー州のパブでレズビアンが殴られ骨折、ヘイトクライムか


2012年6月24日、米国テネシー州メンフィスのアイリッシュパブで、ジャッキー・ロイド(Jackie Lloyd)さんというレズビアンが殴られて鼻の骨を2箇所折る怪我をしたそうです。WMCTVは、FBIがヘイトクライムとして捜査する可能性があると述べています。

詳細は以下。

事件が起こったのは、メンフィスのクーパー・ヤング地区にある、ケルティッククロッシングCeltic Crossing)という店。About.comによると、パティオ(中庭)が人気のアイリッシュパブのようです。Action News 5によると、ロイドさんがパティオで元クラスメイトの女性と話をした後、加害者のブランドン・フーパー(Brandon Hooper)がアンチゲイな言葉を叫びながら襲いかかってきたとのこと。
ロイドさんは同番組に対し、

  • フーパーは「このファッキンなクソレズ(dyke)」と叫んでロイドさんの鼻を殴った
  • さらに、ロイドさんが倒れると「ファッキン・レズビアン、これで問題解決だ、ファッキン・レズビアン」と言った

と話しています。

この暴行でロイドさんの顔はひどく腫れ上がり、鼻の骨は2箇所折れてしまっていたとのこと。ちなみにロイドさんはそれまでフーパーと会ったことはまったくなく、パティオで話した元クラスメイトがフーパーの彼女だったために襲われたと考えているそうです。警察はフーパーを過重暴行の罪で告発しましたが、ヘイトクライムとしてFBIが調査をおこなう可能性もあるそうです。

「これで問題解決だ(problem solved)」って、この加害者こそがいちばんのプロブレムじゃん。この男、よっぽど自分に自信がないか、「レズビアンは常に異性愛者女性を狙っている色情狂」と思い込んでいるか、あるいはその両方なんじゃないでしょうか。何にせよロイドさんの怪我が早く癒え、警察やFBIが適切な捜査をするよう祈ります。