「どんなフレーバーが好きな人にも結婚の機会を!」豪同性婚賛成派、アイスクリーム・トラックでキャンペーンを予定


オーストラリアの同性婚賛成派が、人はどんなフレーバーが好きでも、つまりどんな人を愛していても結婚する資格があると訴えるため、「愛のアイスクリーム・トラック」(Ice Cream Truck of Love )を走らせてキャンペーンをおこなう予定だそうです。

詳細は以下。

動画もあります。

以下、動画内に出演しているブロガーでライターのエイドリアン・フェルナンド(Adrian Fernand)さんのことば。


バニラが好きな人もいる。ストロベリーが好きな人も。チョコレートが好きな人も。
もしぼくが、単に自分がチョコレートが嫌いだからという理由でこの人をアイスクリーム禁止にするって言ったらどうなる? それってフェアじゃないでしょ?
ぼくたちが、誰でもどんなフレーバーが好きでもアイスクリームを食べて当然だと考えるのは、そういうわけです。
‘Some people like vanilla. Others might like strawberry. And some people like chocolate.
‘What if I were to say this person isn’t allowed ice cream, simply because I don’t like chocolate. Now that wouldn’t be fair now would it?
‘That’s why we believe everybody should have ice cream, no matter which flavor they like.

この「愛のアイスクリーム・トラック」はオーストラリア東海岸を走りながら無料のアイスクリームをくばり、メッセージを訴えかける予定だとのこと。いいね、こういうの。明るくて、楽しそうで。

ちなみにオーストラリアでは現在、上院が同性婚合法化について詮議中で、オーストラリア人の60パーセントが同性婚賛成だという調査結果が報告されているのだそうです。しかしながら右派政治家やキリスト教ロビイスト同性婚に反対で、2012年3月にはクイーンズランド同性愛へのアンチ広告をかかげたトラックを走らせるというキャンペーンもおこなわれたとのこと。実は「愛のアイスクリーム・トラック」は、このキャンペーンにインスパイアされて誕生したのだそうです。

なお、アンチ同性愛キャンペーンのトラックというのは、「子どもたちが同性愛のセックス広告のターゲットにされる」という根拠不明な主張を大書した看板を貼り付けて走るというものだったみたい。無料でアイスクリームをくばり、「どんな人も公平に扱おう」と訴える「愛のアイスクリーム・トラック」の方が、あたしは好きですね。