米空軍兵士、父親へのカムアウトをYouTubeで配信

米軍が"Don't Ask, Don't Tell"政策(DADT、同性愛者/両性愛者が性的指向を公言して軍務に就くことを禁じる政策)を撤廃した2011年9月20日、米国の空軍兵士が父親に電話でカムアウトし、その様子をYouTubeで動画配信しました。

詳細は以下。

この兵士(アカウント:AreYouSurprised)の本名は公表されていません。会話は聞き取りやすく、日本人でもわかりやすいと思います。彼はまず「ちょっと言いたいことがあるんだけどいい?」「それを聞いても、父さんは僕を愛してくれるかい?」などと話してから自分はゲイだと打ち明け、ずっとゲイだった、昔から自分でわかっていたと説明しています。お父さんの方は「ゲイ?」と聞き返した後、「今も愛しているよ」と応えています。

いや、ええもん見た。この会話が見られただけでも、DADTが終わりを迎えてよかったと思います。

とは言え、彼のカミングアウト前の緊張した表情や、ゲイだと打ち明けた直後のまるで判決でも待つかのようなはりつめた雰囲気は、いち同性愛者として見ていてとてもつらいんですけどね。自分にも身に覚えがあるだけに。それでもYouTubeのこのコメントを読んで、やはり彼がこれを配信したのは正しかったのだと思いました。


ありがとう。あなた自身でいてくれて、本当にありがとう。いまだに自分の性的アイデンティティーといくらか戦い続けている大学生として、あなたのような強くて勇気ある人を見て希望が持てました。
I just wanted to say thank you. Thank you so much for being you. As a kid in college still mildly struggling with my sexual identity, it gives me hope to see someone as strong and brave as you.