レズビアンの子どもは「精子提供者と面会しても傷つかない」:オランダ・アムステル大の研究

レズビアンが人工授精で産んだ子どもが精子提供者と会っても、メンタルヘルスに影響を受けるというエビデンスはない」という研究結果が発表されたそうです。
詳細は以下。

この研究はオランダ・アムステルダム大学の研究者によって行われたもの。US National Longitudinal Lesbian Family Study(直訳すると『アメリカ合衆国レズビアン長期家族研究』)のデータを用いて、78人のティーンエイジャーを調査したのだそうです。

この78人のドナーの3分の1は精子提供した子どもと面識があり、3分の1強がまったくの匿名のままで、18人が子どもが18歳になったときに1度だけ会ったことがあるとのことです。

質問紙と面接調査の結果から、父親を知っているかどうかがティーンエイジャーたちのメンタルヘルスに影響を及ぼすとする証拠は発見されなかったと研究者たちは述べています。なお、この研究は「Human Reproduction」誌に発表されたとのこと。

母集団こそ少ないものの、興味深い研究だと思います。こういう研究、もっと進んでほしいです。

単語・語句など

単語・語句 意味
longitudinal 長期的な