ドラマ『GLEE』の女優ジェーン・リンチ、パートナーと同性婚


人気ミュージカル海外ドラマ「Glee」でスー・シルヴェスター役を演じているジェーン・リンチが、婚約者と同性愛結婚した。
米USマガジンによると、ジェーン(49)は昨年11月に婚約した心理学者のララ・エンブリーと5月31日に結婚。式は、マサチューセッツ州のブルー・ヘロン・レストランで執り行われ、21人の知人・友人が見守る中、テラスに立った2人は永遠の愛を誓った。

ジェーン・リンチというと、以前まったく予備知識なしでいきなり『GLEE』を見た瞬間、あたしと彼女の間に交わされた会話はこうでした。


彼女「(ジェーン・リンチを見ながら、いきなり)この人レズビアンだよね」
あたし「たしかに」
彼女「どこからどう見てもレズビアン
あたし「ある意味わかりやすすぎる」

ゲイダーが実在するかどうかは今後の研究を待たなければはっきりしないと思いますが、たまにはこうしていきなりわかることもあるんでした。なぜ、と言われても答えようがないんですが。スー先生(ジェーンの役柄)みたいな人なら全員レズビアンだというわけではありませんよ、もちろん。

ちなみに結婚相手のララ・エンブリー(Lara Embry)さんというのは、昨年うちの日記のフロリダ州控訴裁判所、同性パートナーの養育権を認める - みやきち日記というエントリで紹介した人です。意外なところで意外なニュースがつながってきて、びっくりしました。何はともあれ、おふたりともお幸せに。

NYTimes.comの情報では、2人が知り合ったのは2009年5月のことで、出会ってすぐに惹かれ合い、長距離恋愛を始めたんだそうです。ジェーンによると、ふたりの関係で最もすばらしいことのひとつは、共同で育てている娘のヘイデンちゃん(8歳)だとのこと。『GLEE』の仕事でヴォーギングを習ったジェーンは、家でヘイデンちゃんにマドンナの「Vouge」を見せ、今でもふたりで笑ったり歌ったりしながらヴォーギングの練習をしているんだそうです。NYTimes.comの記事には、ララ、ジェーン、そしてヘイデンちゃんの3人を写したすごくかわいい写真があるので、ぜひご一見を。

蛇足ですがTVグルーヴ・ドット・コムの記事で「同性愛婚」「同性愛パートナー」という見慣れない単語が使われているところだけがひっかかりました。単純に「同性婚」「同性パートナー」としておけばいいのに、なぜわざわざ「同性愛」という語を入れたがるんでしょう。同性同士の結婚なら全部「同性愛」に違いない(世の中にはバイセクシュアルもいれば、パンセクシュアルもいるのに?)という発想なんでしょうか。せっかくの明るいニュースなのに、そこだけが画竜点睛といった感じで、残念に思いました。