マクドナルドがフランスでゲイ向けCMをリリース

マクドナルドがフランスで新たにゲイ向けのCMをリリースしたというニュース。これは、ゲイの顧客にマクドナルドはゲイを歓迎していると知ってもらうためのキャンペーンなのだそうです。
CMのタイトルは「Come As You Are」。直訳するなら「そのままでいらしてください」とか「そのままのあなたで」ぐらいの意味かと。これがまた、切なくてほろ苦い動画なんですよ。論より証拠、まずは実物を見てください。

字幕をざっくり和訳してみると、こんなです。


少年(携帯電話に出て)「もしもし」
少年「ぼくも君のことを考えてたよ」
少年「今、クラス写真を見てる」
少年「ぼくも恋しいよ」
少年「父さんが来るから切らなきゃ」


父親(マックのトレイをテーブルに置き)「ほら」
父親「これはクラス写真か?」
父親「お前は父さんの若い頃にそっくりだな」
父親「父さんはそりゃあ女にモテたんだぞ」
父親「お前のクラスが男子クラスなのは残念だな」
父親「お前ならどんな女子にもモテモテだったろうに」


(字幕)そのままのあなたで。

マクドナルドのマーク)

要するに、ゲイの息子と、息子がゲイだと知らない父親の話なんですね。息子を愛している父親と、父親を傷つけまいとする息子のごくごく繊細な表情がいいですよ。こういう広告を作る仏マクドナルドと、放映するフランスの両方に拍手です。