「ナンバープレートに"IM GAY"と入れさせないのは違法」米オクラホマ州の男性、州税制調査会を訴える

米国では車のナンバープレートに希望の文字や数字の組み合わせを入れることができます。俗に「バニティ・プレート」(vanity plate)というやつで、映画なんかでもよく見かけますね。
上記リンクは、米国オクラホマ州の男性がナンバープレートに"IM GAY"(『私はゲイです』)という文字を入れようとして拒否され、訴訟を起こしているというニュース。この男性Keith Kimmelさんはオクラホマ・シティ・コミュニティ・カレッジの学生で、"IM GAY"の文字をナンバープレートに入れようとしたところ、「一般の住民を不快にする可能性のある」数字や単語は入れられないという規則に反するという理由で受け付けてもらえなかったとのこと。

カムアウト済ゲイであるKimmelさんはこれを米国憲法修正第1条で保証された権利の侵害であるとし、第1審で負けたとしても上訴すると言っているとのことです。

なお、オクラホマ州では"STR8FAN"("straight fan"つまり『異性愛者のファン』)や"STR8SXI"("straight sexy"、『異性愛者はセクシー』)などのバニティ・プレートは認められているんだそうで、Kimmelさんは以下のようにコメントしています。


「彼らは『異性愛者はセクシー』という語の使用は支持しています。……『異性愛者はセクシー』は不適当だと思わないのに、『私はゲイです』は不適当だと考えているんです。これはいくぶんダブルスタンダードであるように思います。
"They defended using ‘straight sexy.’ … They didn’t think that one was inappropriate but yet ‘I’m gay’ is. I think it’s kind of a double standard."

いくぶんどころか、めちゃくちゃダブルスタンダードだとあたしは思いますね。勝つといいなあ、この訴訟。

単語・語句など

単語・語句 意味
First Amendment 米国憲法修正第1条