米ワシントンDCで2人の学生がホモフォビックな暴力を受ける

米国ワシントンDCで、ジョージタウン大学の学生が2人、それぞれ別個にホモフォビックな暴力をふるわれたというニュース。うちひとりは入院の必要があるほどの目に遭わされたとのことです。

まず最初の事件が起こったのは2009年10月27日(火)午後9時頃。ゲイの権利を訴えるTシャツを着ていた女子学生が、20代後半の男2人に襲われました。男たちはアンチゲイな罵り文句を吐いた後で女子学生を突き倒し、彼女が持っていたブックバッグ(学生が本を入れる肩掛けかばん)で殴りつけたとのこと。

もうひとつの事件は10月31日(日)に起こりました。ひとりの男子学生が通りを歩いていると、顔を白と赤にペイントした男が現れ、ホモフォビックな罵倒をぶつけてから暴力をふるったとのこと。男子学生はこの後、入院しなければならなかったそうです。

つい先日「ナショナル・イクオリティ・マーチ」が開催され同性婚法成立の公算も高いと言われているDCでこれかよ! と思わないでもないですが、ひょっとしたら日本に比べいい方にも悪い方にも振幅が大きいのが米国のLGBT事情というやつなのかもしれません。怪我をされた学生さんたちの一日も早い回復を祈ります。